スーツ64 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

狭い事務室の中に隠れる場所は少ない。

ニセセブンは手当たり次第にロッカーや 収納の扉を開けていく。

「外だな。」
≪ザクッ≫
手には、ボウズのビックリチョコバー。


兵士は外へ飛び出した。

野球場の子供たちが見える。


     「ボーイがいる。
        ベースボールをしている。」
       兵士


「ガキ?
そうか、聞いて見よう。」
ニセセブンも外へ。


子供たちに近づく。


「やあ僕たち。」
ニセセブンが右手を上げる。

子供たちが振り返った。


「コーチ!」
    「コーチ。右手がある。」
「もらったんだね。」
    「ヤッホーゥ、キャッチボールしよ。」

子供たちがニセセブンを囲んで右手をつついたりする。



「何だよ、気持ちわりぃな。」
ニセセブン