スーツ55 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

3輪バイクに運転手が乗り移り、ホバーモードに変形すると、飛んで行ってしまった。

敵が居なくなれば、あとはナインを連れ帰るだけだ。

≪バンフ≫
高速でトンネルに入るワゴン。

トラックもその後に続く。




“ この先 急カーブ ”

の電光看板が点滅していた。

「まずい、止まってくれ。」
セブンはトラックをワゴンの左側に並ばせようとする。

この道は対向車線がある。

カーブは?
左カーブだ。

ワゴンは直進してセンターラインを超え対向車線へ。

左の隙間にトラックをねじ込み並走できた。

トラックの窓を開けて、ワゴンの助手席の
ナインを見た。
「おい。大丈夫か?
ベルトを外してブレーキを」

ナインはトラックの運転手を見上げる。

アジア型クローンが運転している。

ナインにとってはニセセブンに殺されかけているのだから、味方とは考えなかった。


「やめろ!助けてくれ!」
ナイン

「助けに来たんだ。車を止めろ!」
セブン

「ダメだ!止まらない。」
ナイン




カーブが急になった。

ワゴンは高速でトンネルの右側の壁へ。

「離れろ!       ぶつかるっ!!!」
ナイン