75 パクり | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

兵士達は日本に住み込み、ラジオの号令を合図に、作戦を開始した。
あえて決まった日時を決めなかったのは、情報漏洩を恐れた為だ。

作戦開始の合図を受け、中国人が買い込んでいた土地や別荘に集結。

首輪とリモコン、ブーツと迷彩の制服を受け取ると、また各地に散らばった。

あとは、手当たり次第に首輪を掛けた。

老人ホームや学校、病院などは集中攻撃を受け、老人、子ども、病人は抵抗すらできなかった。

「あの戦車、あれはどうした?」
俺だけ強い口調になってしまう。

戦車は地下鉄の廃線で組み立て、地下鉄に貨車を入れて各地に配置したという。

部品は原発解体の資材として、コンテナ船で輸入していた。

政府が秘密に輸入したものとして、チェックも確認も受けなかった。

「なら、メイドイン チャイナか。
命中精度もあてにならないのでは?
そうか、至近距離の砲撃専門か。
まあ、自衛隊に勝てるとは思えないね。」
得意の模倣品、海賊版か。

「残念ながら、メイドインチャイナは、ここ10年で進歩していますよ。」原島

「そうです。
日本企業が人件費の安さから、ほとんどの加工を任せましたからね。
模倣というより、技術を教え込んだというのが、正しいでしょう。」高井

「偽物を作っていたのは事実。
夕方のニュースで散々見せられた。」

「それもマスコミを利用した情報操作だとしたら?」原島

「え?」

「わざとブランド品を粗悪に作る。
私達の技術力はこれくらいです。と。」
高井

「裏では、しっかり技術力を高めていたが、隠していたのか。」

なんか、すげーな。逆に