ハグワン 3 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

大平洋上空

高度1万メートル


オリエンタルエアー
201便より

バードストライクによる
左エンジン損傷

の連絡が入った。


片方のエンジンで近くの空港へ緊急着陸することになる。


しかし

左エンジンは、小さな爆発を起こした。

吹き飛んだ破片は
左側の尾翼にヒットして海へ落下して行った。



「操縦‥不能。」
副機長は声を震わした。


雲海に沈んでいく機体。


167人の乗客は、左に傾いた機内でパニックになっていた。


海面に不時着するしかない。