未来少年コフィ 11 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「ドリア、オムライス…ピザもうまそうだな。」
メニューを一通り見る

ロボットも覗いてくる。

無意識に大きなメニューを立てて、ロボットを隠した。

「君はロボットだから食えないだろ。」

「ロボット。
いえ、アンドロイドです。
アビーノイド2025春モデル。
最新機種です。
ロボットなんて、過去の機械の集合体と一緒にされては困ります。」

「こだわるね。
アビーノイド君」

「アビーノイドは商品名です。
ワタクシの名前を登録してください。」

「名前?」
機械に名前なんて、おかしいと思った。
掃除機や洗濯機に名前なんて付けないからね。

しかし、人型だしなぁ。

「ワタクシの名前の登録は一度きりです。

間違えた場合は、本社ノイダーカスタマーポゥに再登録の申し込みが必要です。
しかし、現在本社と交信できません。」

「本社の住所は?」
郵送してやろう匿名で

「ガルイーダ砂漠です。
アドレスはありません。
座標で郵送しますか?」

どこだかしらんが海外だな。
座標で郵送できるとは知らなかった。

こんなデカくて重いモノだ。
高くつきそうだな、郵送作戦は断念。


「では、登録を始めます。
次の言葉がワタクシの名前です。」

おいおい。
まだ考えて無いよ。
君は男か女か?

選べというのか?

女の子は扱いがわからないな。

男にしよう。
服もなんとかなる。

名前、名前、
「な」
おっと、口に出してしまう。