6話{常夏の大決戦}:21 デビュー | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

猛吹雪の中のオーシャンジャー

「ポセイドソに乗り込むんだ」
レッド

「オー!」
オーシャンジャーとパールは巨大ロボットの下に走ると かかとのドアを開ける。

ここからコクピットまでは垂直なハシゴだ。

「これが一番キツい」ブルー


ポセイドソ
  コクピット内  (のセット)

「寒い。冷房がついてる。」
レッド

「さっきママがいろいろなスイッチを触ってたわ。」
パール

「勘のいい人だな。」レッド

「暖房にして!」ピンク

「夏は軽量化のために外したんだ。」
イエロー

「とにかくミサイルをぶち込んでやろう。」
ブラック

「10発しか無いんだ、よーく狙って。」
イエロー

「ひ、照準よし、ミ、ミサイル発射。」ブルー

《ピコ。 ピコココココココ》

「あー!
  何で連射しちゃうのよ」
ピンク

「さぶくて、指先が震えました。
    すみませぇん」
ブルー

「ここで高橋名人ばりの連打すな。」レッド


「ブルーがブルってる。なんつって。」
パール

「さむっ!」
オーシャンジャー

「でもミサイルは当たってるぞ!
     吹雪が消えた。」
イエロー

「ダメだ。
    また、かき氷で補修されてる。」
ブラック

「マイクをオン」
ピンク

「何をするつもり?」
パール

「歌はやめろよ。音痴アイドル。」
ブラック

「やめない。
  パイオッツの皆さん 聴いて下さい。
 
    沢尻桃香  デビュー曲



『パーフェクトウーマン』

♪ヘイヨゥ、
     近ごろ騒がしタイヘイヨウ
 
     海賊出たらし タイヘンヨウ

そんなとき呼ぶべき ヒーロー   (だれ?)

ほらほら あの可愛いヒロイン   (いた?)

美人で優しいヒロイン                (うーん?)

出るとこ出てないヒロイン
って言、わ、 せ、 る、 な!      (WAO)  

「アン パーフェクトウーマン」

モモカ、モモカ、モモカ
 どこだ、 胸は、 ここか?

マジか、これじゃ、背中!

「アン パーフェクトウーマン」


ヒップで売りだすアイドール (ヘイ!)
フロント回れば無いドール    (おい!)

親からもらった大事なカラダ
切ったり貼ったりするのはイヤだ (えらい)

おっぱいデカイとなんだってのよ  
重いし揺れるし注目するし     (エロい)

そんなときーは
  ブラのポケットに
     夢、 詰めーこめー  (パット)

「アン パーフェクトウーマン」

モモカ、モモカ、モモカ。
まさか、またか、詰めた。

「アン パーフェクトウーマン」







コクピット内


「なんだこれ、ラップはブルーじゃないか。」イエロー

「本人セリフだけでデビュー」レッド

「確かに音痴は隠せてる」パール

「しかも印税は私に来ないらしいです。」ブルー


「アンパーフェクトウーマン!」
ピンク

「何のこっちゃ。」
博士とマチコ

「ま、パーフェクトウーマンはデカパインだからね。」
ミット



「あ、なんということだ!」
イエロー

「パイオッツ兵が氷の補給を止めて、ペンライトを振っています」ブルー

「やるな、崖っぷちアイドル。」
レッド