ジッセンマン 20 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「わかったか。
わかったならそうゆうそぶりをするんだ。
二階に行け、変な真似するなよ。」
運転手は刃物を持った。


「君まで、今ならやり直せる。
馬鹿な真似は」
支店長は部下を諭す。

「馬鹿で結構です。
支店長は娘さんが居ましたね。
我が子を失った私は、銀行員ですが父親では無くなった。

今は、
今は、あの子を助けたい。

支店長。
手術費だけ。
手術費だけ彼から頂いたら、私はどうとでも…」
運転手

「しかしね」
支店長

「いくらなんです?」
何を言ってんだ俺

「2400万です」
眼鏡を外して涙を拭う

「あなたは!お向かいの…」
びっくりした。
お向かいさんじゃないか。
眼鏡とマスクで分からないとは

「え。…あ。
あなたアパートの」
眼鏡あらため、お向かいの鈴木さん

「家がわかったのか!
ならハンコが届くのを待てばよいな。」
運転手

くそっ。


「行くぞ」
大男に手錠を外され二階へ行かされる。


そこには

布団に寝ている少女。

かなりヤバそうだ。
顔も真っ赤だった。