いじめじめじめ レター | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

教室に入る。

私の席が見える。

警戒

あのグループ
アズサの机に集まって、不自然にアズサを囲う。

そして無言で立っている女子3人

顔はまっすぐ、しかし目玉を限界まで動かし横目で私を見ている。

私の席の前に立つ。

椅子を引く。

なんだ?
今日のトラップは何だ?

画鋲でもボンドでも無いようだ。

席に座る。
違和感は無い。

あのグループの横目もつらそうだな。

机の中は…
蛇もゴキブリもいない。

なんだこの便箋は…

ハートマークのシールで
封をしてある。

サッと見て戻した。

グループは目を見合わせている。

肩で笑った。

丸文字の名前が裏に有った。

私の知らない名前だ。



担任が入ってくるとガヤガヤと席に着く。

その隙にもう一度確認。

便箋のイラストは
よく見る、ゆるキャラだ。