いじめじめじめ トーコー | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

連休も終わった火曜日の朝。

もはや制服とは思えないマチマチの格好で高校へ向かう生徒たち



休み中の出来事や、

テレビの特番の話題で盛り上がるグループ。




スマホに導いてもらっているかのように歩きスマホで無言で歩くもの。

通い慣れすぎてか、前も見てないようだ。

しかし、遠隔操作でもされているかのように障害物をよける。

いや、実際は、周りの人間が避けていた。

ほら。
自転車のおばちゃんは、自転車を傾けながら足をつき、眉間にシワを寄せている。

そして、通り過ぎた生徒の背中をにらんでいる。



しかし、声は出さずにクチパクの

『あっぶないわねぇ』

をぶつけた。


注意なんてしようものなら
流行りの○倍返しがくる。

かもしれない。


受験戦争

なんてなくなってしまったのか?



大学は生徒獲得に必死な時代だという。

もはや入れてもらう大学ではなく、学生は大学にお金を払ってるお客様だ。


何の為に学校へ行くのか?

目的なんかない。

曜日と時間のとおりにただ動くのだ。