4話 {大変身} 7:ホワイト | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「なにしてんだアイツ。
   俺、見てくる」ブラック

バスの裏にホワイトは居た。

「おーい。早く、キメのポーズだぞ。」
ブラックが声をかける。

後ろ姿のホワイトから湯気が出ている。

「すまん、生理現象だ。
 しかし、チャック付けたの大正解だぜ。」
首だけこっちに向けるホワイト

「本当か、俺も後で試してみよ。
    先に行くぜ。」ブラック

「おぅ」ホワイト


バスの前に回るブラック

「ホワイトはズボンのチャックの試験中だった。」ブラック

「そうか。
   デカパインもスタンバイ中だな。」
レッド

スタッフがデカパインのボンテージにピンマイクを付けている

「いやぁ、おまた‥せ
  あれ?
   おまた‥のチャックが壊れた。」
ホワイトがチャックを引き上げながらバスの影から顔だけ出す。

「えぇっ!」男子

「サイテー」ピンク

「こっちの準備はできたわ。勝負よ!」
デカパインが仁王立ちしている。

「おぅ。のぞむところだ。」レッド

「早く早く。」
イエローが小声でホワイトを呼ぶ

「ああ、わかってるよ。
   こんにゃろ。閉まれっての。
      パワー全開!」
ホワイトは力づくでチャックを上げようとしてる。

その時。
《プチ》
「きゃ、イヤーン。」
デカパインの悲鳴

ボンテージの胸のヒモが切れた。
《ポロリン》

「ハプニング映像!」レッド

「あらら、写真集どころじゃない!」イエロー

「ラッキー!」ブラック

「カメラ止めてあげて!」ピンク

それを見たホワイトは、
「ワオ!
《ジッ、ジジジーー》
…え?
《グギ》

    ギィャアアアアァァ」

今度はホワイトの悲鳴が横須賀に響く。