前回のあらすじ
客船モーゼ号に乗り合わせた五人は
パイキングと名乗る海賊船に襲われた。
海に放り出され、あるいは自分から飛び込んだ五人
そこに現れたモグリと名乗る博士。
♪助けた博士に乗せられて
海底研究所に行って見れば
絵にも描けないカッコ良さ♪
の海底研究所についた。
彼らはパイキングという女海賊についてや、怪人について博士に教えられた。
そして今
モニターでニュースを見ている。
『この予告状は本物でした!』
都庁の爆発
現場のリポーターがカメラに向けた黒い封の中央には、海賊船の帆にあったドクロと3を横にしたマークがある。
各マスコミに送りつけられたものだという。
都庁の両方のビルの中腹に爆発の穴がある。
都庁をバックにリポーターが語り始めた。
『先ほど爆発がありました。
二度、爆発がありました。
現場は騒然としています。
予告状の差出人、パイキングとはいったい何者でしょうか。
彼らの要求に都は答えませんでした。』
リポーター
都知事のVTR
『私たちはテロには屈しない!
バイキンマンだか
パンプキンだかしらんが馬鹿なイタズラはやめたまえ。』
都知事のアップ
『要求をのまないのですか?』記者
『当たり前だ。
だいいち、
パイシュー1000個と
ホームパイ1000袋、
ついでに10億円
を飛行機から海に落とせ
って、イタズラだろ、こんなもん』
予告状を握りつぶした都知事
『しかし都庁が爆発されると書いてありますよ。』
記者
『キミ。
パイシューも買えない連中が爆薬買えないでしょ。』
予告状で記者を指す都知事
『しかし、知事』記者
『馬鹿馬鹿しい。
では、私は忙しいので』
都知事が去る。
スーツのボディガードの連中が記者をさえぎった。
この2時間後に爆発が起きた。