2話{パワースーツ}3:爆破予告 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

前回のあらすじ

客船モーゼ号に乗り合わせた五人は
パイキングと名乗る海賊船に襲われた。

海に放り出され、あるいは自分から飛び込んだ五人

そこに現れたモグリと名乗る博士。

♪助けた博士に乗せられて

海底研究所に行って見れば

絵にも描けないカッコ良さ♪

の海底研究所についた。

彼らはパイキングという女海賊についてや、怪人について博士に教えられた。

そして今

モニターでニュースを見ている。









『この予告状は本物でした!』
都庁の爆発

現場のリポーターがカメラに向けた黒い封の中央には、海賊船の帆にあったドクロと3を横にしたマークがある。

各マスコミに送りつけられたものだという。

都庁の両方のビルの中腹に爆発の穴がある。

都庁をバックにリポーターが語り始めた。

『先ほど爆発がありました。
二度、爆発がありました。
現場は騒然としています。

予告状の差出人、パイキングとはいったい何者でしょうか。

彼らの要求に都は答えませんでした。』
リポーター

都知事のVTR
『私たちはテロには屈しない!
バイキンマンだか
パンプキンだかしらんが馬鹿なイタズラはやめたまえ。』
都知事のアップ

『要求をのまないのですか?』記者

『当たり前だ。
だいいち、
パイシュー1000個と
ホームパイ1000袋、
ついでに10億円
を飛行機から海に落とせ

って、イタズラだろ、こんなもん』
予告状を握りつぶした都知事

『しかし都庁が爆発されると書いてありますよ。』
記者

『キミ。
パイシューも買えない連中が爆薬買えないでしょ。』
予告状で記者を指す都知事

『しかし、知事』記者

『馬鹿馬鹿しい。
  では、私は忙しいので』
都知事が去る。

スーツのボディガードの連中が記者をさえぎった。


この2時間後に爆発が起きた。