16 暑く | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

日が延びたわけではないが、気温が高い。

2月で雪も見ない。

紫外線もキツい。
折りたたみの日傘は手放せない。

昼なのに、周りはロボットばっかりだ。

あの人は、紫外線日傘に花粉症マスクにゴーグル。
つらそうだ。

フルフェイス花粉カバーも出ているが、鼻が出ると面倒くさいんだよね。

外来の杉が増えちゃって抗体が合わないらしく、山っ子の俺が花粉症になるのも時間の問題か?

温暖化も進んでるなぁ。

最近、デカくて変な虫とか見るしなぁ。

もう春みたいだ。

桜は真っ白に近い。
品種改良した桜は不自然なピンク。

去年は家庭用バーチャルドームの中で花見をした。
昔の写真で再現した淡い色の桜のトンネル。
露天商のイカ焼きの匂い。(別売アロマスティック日本の祭りシリーズ・240円)
発電機の音。

夜シーンに切り替えれば、ぼんぼりに浮く夜桜。露天商の裸電球。


普通のことが普通にいい時代だった。



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物語もアロマもフィクションです。