追記
ffxivcore.com(こちら )よりの情報です。 FF14 動作環境に 「Radeon製グラフィックボードHD2900以上」 が追記されています。「スクエニが公式に発表するまで、最低環境を掲載してくれるように接触を受けた」 とのことです。
ということは、単なる記載漏れ の可能性があるということかもしれません。続報が待たれます。


追記2
過去の 「必要動作環境」 にはRadeonが記載されていますが、「推奨動作環境」 にはRadeonが記載されていません。このことをffxivcoreはアナウンスしたかったようでした。完全にわたしの 「拙速」 です。申し訳ありません!

追記3 18:00
新しい 「推奨動作環境」 を広めるためにffxivcore に周知を依頼したということを考えますと、Radeon への対応は現状では難しいということを意味するのかも知れません。


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歓迎している魔道士です。こんにちは。

スクエニより 「推奨動作環境」 が示され、公式 「動作認定プログラム」 が発足しました (こちら )。どうやらこの件に関しては、否定的に捉える人が少なくないようです。しかしながら、個人的には現実的な選択であり、もっと評価されてもいいのではないかと感じています。


■肯定的な見方
・公的な動作保証が行われることで、ある程度安心してPC選びができる
・β参加権は、スクエニ・販売会社・ユーザーの三者にとって有益である

PCに付けるβ参加権は、スクエニにとっては将来的な顧客をほぼ約束するものですし、PC販売会社にとっては売り上げを伸ばす貴重な機会であるし、ユーザーにとっても、FF14βテストに参加が確約されるという動機になり得ます。その上、スクエニが動作保証までしてくれるというPCの存在は、PCが苦手な層にも働きかけるものがありそうです。

そのように捉えれば、多くの人が恩恵を受けると見て差し支えないのではないかと思います。


■否定的な見方
ただ、そういう前向きな捉え方をしている人ばかりではありません。

・αテストおよびベンチマークでは、ラデオン製が最も能力を発揮していた模様
・一転、βではラデオン製の能力を引き出し切れていない模様 (カクカク感)
・ラデオン製グラフィックボードが、推奨環境に記載されなかった


恐らくこの3点が引き金となり、スクエニへの バッシング が展開されているのだとみています。しかし同時に気づきますのは、自身の認識不足と拙速が招いたことを、本人が気付かずに批判を展開している事です。


■コメント
多くの人が忘れていると感じるのは、現在はまだβテスト中だということです。つまり、まだ 「開発中」 です。開発中ということは、将来的に仕様が変更になる可能性もあるということです。

そのことを忘れて、FFへの愛情の大きさと深さ から発していることは確かですが、「拙速」 でFF14用のPC (或いはグラボ) を新規調達してしまった、というのが、批判的な見方の背後には見え隠れします。


田中Pはインタビューでも語っています。
「数年後に標準となる所を目指して作っている…。当初だからリリース時にスペックが高めであっても、あっという間に進化していきますので、先を見据えて高めに設定して、それもオプションでどんどん追加できる仕組みにしてある」
仏JeuxOnlineインタビュー より

意訳すれば、”PCなんてすぐに陳腐化するから、慎重にね☆” ということです。だから、将来的な高いスペックにどんどん対応できるような仕組みを組み込んでいる、ということではないでしょうか。

以上のような内容を踏まえて考えれば、αテスト当時に 公式ベンチマークが出たとはいえ、仕様が定まっていない時点でのものであることは明らかで、そのベンチマークの結果を鵜呑みにするべきではありませんでした。ベンチマークの注意書きには、大きく囲って、こんな風に書かれています。

FFXIV 寂しがりララのハイデリン膝栗毛-オフィシャルベンチマーク注意書き
※写真は公式ベンチマークより参照のため抜粋引用(こちら

・動作を保証するものではない
・ベンチの速度とFF14の動作速度は必ずしも一致するものではない
・参考として利用して下さい


一連のスクエニ・バッシングを喩えてみるならば、”証券会社の分析ツールを利用して売買したら、損をしたから証券会社を責めている”…ちょっと違いますが(笑)、だいたいそんな感じには違いありません。


いずれにしましても、三者共に利益を得られる今回の措置は、歓迎すべき点が多いと思います。