未来は明るいと思う魔道士です。こんにちは。

これまでに公開された情報によって、ようやくソーサラーの一端が見え始めました。そこで、”FF14のソーサラーはどのくらい魅力的なのか” について語りたいと思っています。

しかしその前に、FF11の黒魔道士がどうであったかを知ることは、決して無駄ではないと思います。でももちろん、FF11の延長線上でFF14を考える積もりはありません。

FF11で問題や不満、あるいは疑問に思っていた点を知った上で、FF14 のバトルシステムを眺めれば、どのくらい魅力的になったのかを知る何らかの指標になるかもしれません。


■FF11における黒魔道士
黒魔道士を志す者にとって、”魔法の威力を高めつつも いかにレジストされずに着弾させられるか”、という二律背反を解決するのが最大の関心事であり、難事でした。

[システム上の特徴]
FF11では、「魔法命中率(魔命)」 が、明示されなかったというのが最大の特徴だと思います。中身が不明だったため、INTと精霊魔法スキルをどのように調整し、自分が許容できる魔法ヒット率(命中率)にする作業がどうしても必要でした。

魔命が表示されないのは FF11の弱点ではあったと思いますが、同時にわたしの探求心に火を付けたポイントでもありました(笑)。


[FF11における黒魔道士の特徴]
1.ステータス(INTなど)は数値で表示
2.威力は、ジョブ特性やINTなどから計算式で求められる
3.魔法命中率は、明示されていない
4.精霊魔法スキルの影響の詳細も、明示されていない
5.装備品には”魔命+○”という表示はあったものの、そもそもの魔命が分からないためどの位の影響力があるのか分からない
6.黒魔道士の魔法はTPと無関係だった
7.敵のレベルは、与ダメと獲得経験値から導き出せた


ここから窺い知れるのは:
1.魔法の命中率を知るためには、膨大なデータ採取によって推測するしか道がない
2.同条件では、同じダメージがでるシステム
 (同じ敵に対して、同じLVで同じINTなら、必ず同じ与ダメがでる)



[データ採取に取り組む]
「魔命」 は裏の指標だったため、表から分からないのだったら、データを採取して確認するしかありません。そこで取り組んだのが、「精霊魔法フルヒット率」 の調査です。精霊魔法がレジストされないでヒットする割合を調べ始めてしまいました。

それはある特定獲物に対して、精霊魔法がフルヒット(レジ無しで)する割合を求めるというデータ採取です (黒魔道士ソロ友の会 )。


■FF11の黒魔道士のまとめ
魔法命中率に関係するものが、INT精霊魔法スキル、そして魔法命中率を直接上昇させる 魔命+装備 の3つあります。しかしながら、そもそも魔法命中率を見ることが出来ないため、精霊魔法スキルも、魔法命中率+装備も、その効果を推し量ることが非常に困難だったのです。これが第一の特徴です。

第二の特徴は、同条件では必ず同じ与ダメになるシステムです。天候の影響を考える必要はあったものの、基本的には変わりません。面白みがないというマイナス面もありましたが、与ダメから敵のLVをすぐに判断できるというプラス面もありました。

最近でこそ ”魔法クリティカル” という概念が実用的になりつつあるようですから 事情は違うのかもしれませんが、傍観している限りでは物理クリティカルほど期待値は高くはないと見受けます (魔道士には ”通常攻撃” というものがありません。従って、大ダメージを回数少なく重ねるためクリティカル発生"率"は低くなるという特徴があります)。



精霊魔法フルヒット率」 を自分で調査まで始めてしまって、それが長続きしたということは やはり楽しかったのです。魔命が裏の指標だったのは 弱点と言うことも出来るでしょうけど、隠れていたからこそ推測するという遊びが出来たのだろうと思います。

逆に考えますと、魔命が明示されていたら、これ程黒魔道士にはまらなかったかも知れません。全てが計算できてしまうのは、面白くないでしょうから。


次回はFF14の、ソーサラーのバトルシステムのお話になる予定です。