脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口をよく動かそう
・朝、ある程度一定の時間に起き、太陽の光を浴びる。脳がもっとも活発に活動する時間帯に仕事のピークを合わせ、夜はできるだけ早く寝る。生活リズムの安定が脳の活動を安定させる。
・脳は怠け者。何も強制されていない環境に置かれると、原始的な感情系の要求に従って動いてしまう。どこかに通う習慣を持つ方がよい。
・脳のウォーミングアップが必要。
思考系の作業に入る前には、散歩などの軽い運動・部屋の片付け・料理・ガーデニング・挨拶+一言・音読(できれば10分以上)など、足・手・口を意識して動かす
習慣2 集中力を高める
生活のどこかに「試験を受けている状態」を持とう
・脳の基本回転数を上げるには、時間の制約が必要。長くても2時間。時間と距離(仕事の量)の関係を意識して「試験を受けている状態」をつくる
・脳のウォーミングアップ→試験を受けている状態→基本回転数が落ちるまで仕事や雑用というリズムを一日に何回つくるかで効率は変わる
・仕事以外も大事にすることでより時間の制約を意識する。また人と競い合うことでも基本回転数を高めることができる。時間の制約は重要度の判断にも有効。
習慣3 睡眠の意義
夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を利用しよう
・レム睡眠のときに脳は活発に動いている。外部からの影響を遮断し、記憶を一時的なものから永続的なものに変換したり、思考を整理している。
・そこで、寝る前は勉強を中途半端にやったり、教養をつけるために本を読んだり、日記を書いたり、単語を覚えたりすることで利用すべき
・最低6時間、できれば7時間半寝る
・夜は感情系に癒しを与えるようにする。片付け→勉強→入浴→明日の準備→読書→就寝というような一連の活動を繰り返して「入眠儀式」をするのも効果的。
・思いついたことをメモする習慣は特に朝有効
習慣4 脳の持続力を高める
家事こそ「脳トレ」。雑用を積極的にこなそう
・感情系の要求に従って過ごすのではなく、日々雑用などのめんどくさいことを少しずつやり、情報を組み合わせて思考や行動の組み立てをつくる前頭葉の体力を鍛えることが大事!
・毎日自分を小さく律することが、大きな困難にも負けない耐性を育てる
・前頭葉の「選択」「判断」「系列化」の活動を鍛えるのは家事や片付け、雑用。
・また、変化を加えたり、工夫をすることで効果が高まる
習慣5 問題解決能力を高める
自分を動かす「ルール」と「行動予定表」をつくろう
・選択、判断のルールをつくることで、雑用を効率的に片付けられる
・一日の行動予定表や問題解決に至るプロセス、フローチャートを書くのも大切。行動予定表では、時間的要素も書くことで、時間の制約を意識するきっかけになり、また意欲の向上にもつながる。
・人間の脳は多い人で7つ、少ない人で3つの要素しか同時に処理できない。そこで、情報を書いて可視化したり、まとめをすることで、より細部の多くの要素も頭に入れることができる。
ex)A→B→C A(1→2→3→4→5)、B(6→7→8)、C(9→10)
・書いたものを自分で分析したり、他人に評価してもらうのも大切
習慣6 思考の整理
忙しいときほど「机の片付け」を優先させよう
・思考の整理は物の整理に通じる。
・ファイル化してから優先順位をつける
A┬a┬a1
├b└a2
└c
B─・・・
習慣7 注意力を高める
意識して目をよく動かそう。耳から情報を取ろう
・脳の健全な働きを保つには、目を動かして積極的に情報を取ることが必要。
・目を動かす(フォーカス機能を使う)時間を意識的に多く持つ
・視覚的情報が遮断された状態で耳から情報を得る訓練をするともっといい。メモをとりながらラジオを聞くと効果的。
習慣8 記憶力を高める
「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書こう
・使える記憶を増やすには、出力することを意識して情報を取ることが大切。(情報の入力)
・その出力の機会を増やすために、報告書やブログを活用する。(情報の出力)
・会話する機会が少ない人には、書き写しや音読が有効なトレーニングになる。(情報の保持・解釈)
習慣9 話す力を高める
メモや写真などを手がかりにして、長い話を組み立てよう
・人の質問に答える形で話を長くしていくことで思考を組み立てる系列化の力を鍛える訓練になる(周りの人の協力が大切)
・メモを用意し、そのキーワードを辿りながら慣れない話を長くする。
・視覚的なイメージを再現しながら思い出したり、写真を示しながら表現を膨らませていく。
習慣10 表現を豊かにする
「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話そう
・表現を豊かにするには、いくつかのパターンを身につけ、訓練することが有効。(質問を想定する、重要度の高い話をピックアップしてわかりやすい順番に並べるなど話のナビゲーションを自分でつくる、風景を思い浮かべる)
・話が通じないのは相手のせいと考えてはいけない。相手の身になって考えよう。
・たとえ話を織り交ぜながら話そうとしていると、脳が総合的に鍛えられる。
習慣11 脳を健康に保つ食事
脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう
・生活習慣病になると、脳にも悪影響が及ぶ。予防するには太らないことが第一
・エネルギーの需要と供給のバランスを考え、適度な運動と腹八分目を心がける
習慣12 脳の健康診断
定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックしよう
・画像検査により、脳の病気を発見できるだけでなく、問題のある機能も分かる。
習慣13 脳の自己管理
「失敗ノート」を書こう。自分の批評者を大切にしよう
・自分の失敗を記録し、傾向を割り出すことは、脳の自己管理にとても有効。
・失敗を分析するときには、小さな失敗から注目していくと分かりやすい。
・時間帯を書いておくともっと有効。
・代わりの方法として、人から指摘される問題行動を分析するのもいい。
習慣14 創造力を高める
ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにしよう
・ひらめき、創造力は脳の総合力。意識的に情報を取る力、記憶を引き出す力、思考を整理する力、情報を組み立てる力、組み立てたものを分かりやすく人に伝える力。これらがすべて一定のレベル以上に鍛えられていて、初めてクリエイティブな人間になれるのではないか。
・「何の役に立つのか」より「誰の役に立つのか」を重視して考える。
・アイデアは情報の組み合わせと考える(無から有は生み出せない)
・書くことによって情報を脳に刻み込み、まとめをしながら考える。
・創造力を高めるには、活動をマルチにし、人生を楽しもうとすることが大切。
・寝る前に情報を蓄え、アイデアを大ざっぱに考え、寝ている間に思考が整理され、翌朝にアイデアがすっきりまとまっていれば書き留めておく、という繰り返しがアイデアを生み出しやすくする。
習慣15 意欲を高める
人を好意的に評価しよう。時にはダメな自分を見せよう
・意欲を高めるには、自分の行動と結果を誰かが評価してくれることが重要。
・人を好意的に評価することは、自分が評価されやすい環境をつくることにつながる。
・生活のどこかにダメな自分を見せる場面があると、意欲を高めやすくなる。
・自分を動かしてくれる人、気を遣わなければならない相手、競い合うライバル、自分の問題点を指摘してくれる人、自分を評価してくれる人。そのような相手が必要であるとともに、自分もそういう存在でなければならない。社会性が必要。
・人との出会いを大切にし、一度作った人間関係を簡単に壊さないようにする。その努力の中で脳は自然と鍛えられ成長につながる。
以上