2017年11月にアメリカ・ジョージア州に引っ越してきました。
夫と6歳の娘と3人で、初めての海外生活を楽しんでいます。
Glacier Park Lodgeの朝。
 
客室から直接つながっているいかにもプライベートスペース風のバルコニーはなんと共用のスペース。まあ確かにプライベートにしては広すぎます。1913年開業のホテルだけあり、造りがユニーク。
 
このホテルはブラックフット族の居留地内に建てられています。
 
なので客室には先住民の肖像画が飾られていたり、

 

ソファカバーや絨毯などには先住民のモチーフが使用されていたり。

 

ロビーの椅子の配置はコロナ対策シフトでしょうか。

 

 

100年以上前のボストン製ピアノ。自由に弾けます。

でも10pm-9amは禁止。

子どもも禁止(ピアノレッスンを受けていて丁寧な扱い方を分かっていない限り)。

 

ホテルの敷地には先住民のテント。ティピーと呼ばれているそうです。

 

重厚な構え。

 

 

ホテルの前にアムトラックの駅があります。

 

駅から見たホテル。ティピーが見えます。

 

 

 

昨日たくさん歩いて、景色にも満足したので今日のことを何も考えていませんでしたが、Two Medicine(C)も公園内の主要な見どころのひとつ。

 

とりあえず湖へ行こう。

 

名前は"Two Medicine"ですが、

・Lower Two Medicine Lake(右)と

・Two Medicine Lake(真ん中)と

・Upper Two Medicine Lake(左)

の3つの湖があります。

 

Two Medicine Lake(真ん中)の東端から西端へボートが出ていて、それを利用して西側に渡り、そこから左のUpper Two Medicine Lakeへ歩くトレイルがあることを知ったのは今朝ここに来る車の中。ボートを降りてから往復7km、2~3時間のコース。またはUpper Two Medicine Lakeまでは行かずに手前にあるTwin Fallsで折り返す往復3km、1時間のコース。

 

そんなコースがあるなら歩いてみたい。

 

と思ったけれど、11時のボートは出てしまったばかり。12時の便はなくて、次は1時。その1時もキャンセル待ち。それじゃあ歩く?と思ったけれど、真ん中のTwo Medicine Lakeは東西に3kmほどの距離があり、3km歩いた後さらに7kmか3km歩くことを考えると、6歳児には簡単ではありません。

 

とりあえず1時の便にキャンセル待ちをお願いして、2時間弱時間があるので、Two Medicine Lakeで手漕ぎボート。本当はカヤックが良かったのですが、全て出払っていたので仕方なく。

 

初めはこのように楽しんでいたのですが、

 

 

波が強く、結構流され、なかなか進みません。

 

ずっと夫に漕いでもらっているので、重そうで申し訳なくて途中で交代しようとしたのですが、自分で漕いだことのない手漕ぎボート。オールをどちら側に回したらいいのかすら分からない初心者には難しく、1mも進まずに断念。1時間半ほど、夫がひたすら漕ぎ続けてくれました。

 

ボート乗り場のある東端からほとんど西端まで行って折り返したのですが、思いのほか時間がかかり、キャンセル待ちしていた1時の便に間に合わず。待っていた人は全員乗れたようなので残念。
 

でも手漕ぎボート自体はとても楽しみました。このように。

 


今日はこの後5時間ほどかけてスポーケンに戻ります。なので次の便のキャンセル待ちをするわけにもいかず、仕方がないのでボートに乗らず(対岸に渡らず)、ボート乗り場から歩ける範囲のポイントまでいくことにしました。

 

娘が撮った写真。臨場感のあるアングル。なるほど。

 

 

さわやかなベアグラス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この滝で折り返しました。

 

スポーケンに向けて、Glacier National Parkを後にします。

 

スポーケンまでの道のりの前半はものすごくカーブの多い道でした。夕方、西向きに走っていたので、延々と続く眩しい西日と暗い日陰との繰り返し。うんざりするほどくねくねと山の中を走ったあと、綺麗な川沿いの道へと続き、そこで現われた素晴らしい眺め。ずっと前に見た映画"A River Runs Through It"と"Stand by Me"を合わせたような緑と鉄橋の風景。今でも車を停めて写真を撮らなかったことを後悔しているほどです。後から"A River Runs Through It"の舞台がモンタナだったことを知りました。

 

スポーケンで1泊してからシアトル空港に向かいました。この日も快晴。シアトルが近づいてくるとインターステートの上からマウント・レーニアが見えました。どっしりとした山。ため息がでるほど神々しくて幻想的。旅の最後の最後まで楽しませてくれました。

 

シアトル空港は混んでいて、Amexのカードラウンジは列ができていました。ようやく通された席はゆったりソファ席で落ち着ける…、と思ったのもつかの間。

 

「他のお客様のためにとっておいた席です。別のスタッフが間違って案内しました。すみませんが空けてください」

 

と言われ、そのあと案内されたのは3人一緒には座れない(しかも壁に向かう)席→狭くて人が多い密な席。全く落ち着かず、何も食べたり飲んだりする気になれず、さっさと出ていきました。このいかにもアメリカらしいサービスのことは、このページを書いている今まですっかり忘れてしまっていましたが、こんないまいちな思い出も2か月も経てば話のネタ。

 

2か月かけてようやく夏休み旅行の日記が完結しました。