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奇跡


ながらくご無沙汰していました。

66日間

入院手術と

闘病生活を

母は頑張ってくれました。

当初の医師からの説明では、

手術をしなければ2ヶ月の命で末期

手術をしても術中に命を落とす

術後の合併症で命を落とす確率5割

それを乗り越えても

寝たきり

施設退院の可能性7割

自宅退院2~3割

母と共に

家族一丸となって心臓弁膜症と闘う66日間

母が寂しく不安にならないように

医師からの言葉は隠して

毎日病院へお見舞いに通う日々

正直不安で胸が張り裂けそうな日々

気が狂いそうな日々


固くもろくなった心臓の弁を4ヶ所あるなか3ヶ所取り換える
非常に難易度の高い手術をしました。

術後肺炎にかかり、医師からどちらに転ぶか分からないと連絡がありました。

術前母は体重28キロ

衰弱は酷く危険な状態

しかし、
母の生命力は素晴らしかった。

術後の合併症をも乗り越え

自宅退院を叶えてくれた。

執刀してくださった先生は
全力投球でやらせていただきますと力強いお言葉をくださり、
母の命を救ってくださった。

“〇〇さん頑張ってくれたから”
って母を讃えてくれた。

手術の合間に執刀医の先生は毎日のように診に来てくださった

医療スタッフに恵まれ

言葉にできないくらい心の底から感謝の気持ちにあふれている。

千葉県循環器病センター(市原)

こちらの病院に巡りあえて

母に奇跡をおこしてくださったこと

一生忘れません。



自宅退院後

心臓の弁は治ったらのだけれど、不整脈等はあるので、3度の薬の服用はかかせなく、家事などの負担のかかることはできないのですが、かけがえない母の笑顔が戻ったことは、家族にとって救いです。



ほんとうに

長らくご心配おかけしていました。

ここに良いご報告をできて

ただただありがたく思います。




ロイミ






主治医からの話


昨日、母の病状や手術の話を循環器内科の主治医から話があった。

内科的治療は限界で、命をかけるには外科的治療、いわゆる手術



母のような重症の、いわゆる末期の弁膜症はあまりいないらしく、成功率は7割。

成功しても1ヶ月以内に5割は術後の合併症で亡くなる。

それをクリアしても、3割位しか普通の生活は出来ず、7割は寝たきり状態で自分の身の回りの事が出来なくなってしまうと言う。

手術の成功、合併症の怖れを考えても、生きる見込みがあるのなら手術しか考えられない。

もちろん不安材料は母には伝えることは出来ない。


私の頭もおかしくなりそう。

当たり前だった一家団欒や年に2度の家族旅行やお花見や花火大会

たまの外食や



こんなささやかな幸せな日常が当たり前でなくなった今、

もっともっと何ができたんじゃないかと思ってしまう。

3月が恐い、4月が恐い。

母の笑顔が見られなくなるのが胸が締め付けられるような気持ちだ。

今は毎日様子をみるためにお見舞いに行くのが日課だけど、全てが上手く行って


大変だったけど家に帰ってこれて良かったねって笑い話になればって考えてやまない。





何とかなるものなら


頑張って頑張って頑張って、
大切な愛するものを守り抜けるものなら...

でも頑張っても叶わないものもある。

命が厳しい状況

いったい自分には何が出来るのかと自問自答しても答えは見つからない。

生きて、生きて、生きてほしい。

リベンジで箱根から富士山を見せてあげたい。

厳しいけど、わずかな望みがあるのなら
と思うけど...

私から愛するものを奪わないで。

愛しい母を助けて!