ケモノ道を歩く我々。
だが突然!ただっびろい黒土の小高い人工の盛り上がりがある場所に出た。
「ここはなになんだろ…」
2人で不安な顔を覗かせる。
ビュンビュン通っていた休日の車達の音も聞こえない。
「迷ったら、来た道帰ろう」
そう決めて、
もう少しだけ歩いてみることにした。
すると、
なにやら看板が出てきた。
読んでみると、
[自衛隊第○演習場]
そう私達は、自衛隊の敷地内に足を踏み入れてしまっていたのだ。
事態の重大さに気がついた我々は、見つかったら不法侵入かなんかで身柄拘束されるのでは?
突然鉄の弾が飛んで来てしまうのではないかと、暑くてかいてた汗が冷たい汗に変わった。
焦って、道路があった方向へ歩き出す2人…
今度はケモノ道ではなく、草や木をわけて入るような道だ。
しばらく歩くとようやく車の音が聞こえ 安堵の気持ちになれた。
「もうケモノ道は辞めよう…」
そうコトバにしなかったものの2人では、わかっていた。
荷物が重くバックパックがズッシリ肩に食い込み一息入れたかったが、日が暮れる時間が気になり「今日は必ず五合目までは行こう」と決めて徒歩を辞めなかった。
暗くなって道路の近くにテント張って眠るのも考えたが
それだと先が見えない不安になる。
行けるとこまで行こう。
そうして3時間半以上も歩いた頃 五合目に到着した。
登山路御殿場口ある駐車場には、何台か車が停車してた。
コカコーラの自動販売機を見つけた俺は
「ヤバい人生最後になるかも知れない炭酸飲料飲みたくなって来た」
等と大袈裟なことを言って
バックから小銭を取り出した。
「まっつあんも何か飲む?」
と聞きながら、硬貨投入。
しかし、硬貨が戻ってくる…
なんでだろ…
そう思いながら同じ行動を繰り返してみる。
やはり何度やっても硬貨が戻ってくる。
「そう言えば、この自動販売機ってよ 電気ついてないんだよな?」
機械の裏を確認してみると…
「あー?あはははは(笑)そりゃそうだ まっつあん見てみ?」
「なんやろかね? はははホントだ(笑)」
コンセントが抜けてた。
「まぁいいや仕方なーし」
切り替え早く今夜の寝床を探すことにした。
次回へ続く
だが突然!ただっびろい黒土の小高い人工の盛り上がりがある場所に出た。
「ここはなになんだろ…」
2人で不安な顔を覗かせる。
ビュンビュン通っていた休日の車達の音も聞こえない。
「迷ったら、来た道帰ろう」
そう決めて、
もう少しだけ歩いてみることにした。
すると、
なにやら看板が出てきた。
読んでみると、
[自衛隊第○演習場]
そう私達は、自衛隊の敷地内に足を踏み入れてしまっていたのだ。
事態の重大さに気がついた我々は、見つかったら不法侵入かなんかで身柄拘束されるのでは?
突然鉄の弾が飛んで来てしまうのではないかと、暑くてかいてた汗が冷たい汗に変わった。
焦って、道路があった方向へ歩き出す2人…
今度はケモノ道ではなく、草や木をわけて入るような道だ。
しばらく歩くとようやく車の音が聞こえ 安堵の気持ちになれた。
「もうケモノ道は辞めよう…」
そうコトバにしなかったものの2人では、わかっていた。
荷物が重くバックパックがズッシリ肩に食い込み一息入れたかったが、日が暮れる時間が気になり「今日は必ず五合目までは行こう」と決めて徒歩を辞めなかった。
暗くなって道路の近くにテント張って眠るのも考えたが
それだと先が見えない不安になる。
行けるとこまで行こう。
そうして3時間半以上も歩いた頃 五合目に到着した。
登山路御殿場口ある駐車場には、何台か車が停車してた。
コカコーラの自動販売機を見つけた俺は
「ヤバい人生最後になるかも知れない炭酸飲料飲みたくなって来た」
等と大袈裟なことを言って
バックから小銭を取り出した。
「まっつあんも何か飲む?」
と聞きながら、硬貨投入。
しかし、硬貨が戻ってくる…
なんでだろ…
そう思いながら同じ行動を繰り返してみる。
やはり何度やっても硬貨が戻ってくる。
「そう言えば、この自動販売機ってよ 電気ついてないんだよな?」
機械の裏を確認してみると…
「あー?あはははは(笑)そりゃそうだ まっつあん見てみ?」
「なんやろかね? はははホントだ(笑)」
コンセントが抜けてた。
「まぁいいや仕方なーし」
切り替え早く今夜の寝床を探すことにした。
次回へ続く