梅雨明け直後の猛暑の週末、天気はフェーン現象気味で、熱い空気が身体に纏わり付いて来る感じでした。そんな時は図書館から新しい本を借りて来て、巣籠りの読書生活をするに限ります。月曜日の7月句会までは家で自重している積もりです。

 

水源地に水はたっぷり溜まっているし、でんき予報によればこの猛暑でも電力使用率は90%程度で安定的に推移するとのことです。そうであれば、エアコンをフルに効かせて過すのに遠慮は要りません。

 

「ワン・ノート・サンバ」や「ウエイブ」を始めとしたアントニオ・カルロス・ジョビンのボサノバを聴きながら、最新の宇宙論に触れているのは銷夏に最適な過ごし方かも知れません。

 

「マルチバース理論」が語られている、野村泰紀<なぜ宇宙は存在するのか>は、物理学には門外漢でも、その宇宙感の涼しさを味わいたい者には最適な読み物です。

 

「時空では永久に加速膨張を続ける『背景』の中に、無数の泡宇宙が生み出し続けらています。そしてその泡宇宙の種類は、超弦理論によると10の500乗かそれ以上にも上り、・・・私たちが住んでいる宇宙は、この無数の泡宇宙の一つにすぎないわけです」