「わたし、応援団になりたい!」
と次女が言ったのが、夏休み前のこと。
僕も妻も子どもの頃、応援団になりたいと思ったこともなく
次女も運動部に入ることもなく、自宅で料理づくりや工作をすることを好む
ので不思議に思っていましたが、
見事クラス内の選挙にも勝ち、今日まで自宅でも大きな声で
自主練習する日が続きました。
応援団になると、自分が出場する種目以外でも旗を振り
熱い声援をするよう下級生の先頭に立ち
見どころいっぱいの運動会で、娘の成長を目の当たりにでき
うれしい一日となりました。
そんな、娘を父親としても応援なくちゃと思い
好物のそうめんをつくってあげました。
県民ショー情報(僕の情報はいつもここから(笑))によると
北海道の一部地域では、運動会の定番はそうめんだそうで
これは面白うそうだとこの日を待ち望んでいました。
ただし、前日にたくさんの買い物をし、運動会当日も
朝早起きして5人分のお弁当を作る妻にはなんか悪いなぁと
後ろめたさもあるんです。次女はそうめん喜んで食べるだろうし。
そんなこともあり、夜中にそうめんを仕込んで冷蔵庫で冷やしておきました。
で、そうめんが運動会のご飯としてあうのか?あわないか?と言うと
あうんです。
9月と言っても日差しが強くて、競技する子どもも応援する方も
のどが渇きます。そんな時のそうめんってつるっと口に入ってきて
食べやすいんですよ。また、外で食べるそうめんだから一段とおいしい。
しかも、娘は、周りにそうめんを食べている家族がいるか確認したのですが、
わが家だけのようで、とっても嬉しそう。そうめんなのにね(笑)。
午後からの応援合戦に元気よく飛び出していきました。
しかし、娘の所属した赤団は
僅差ながら、応援でも競技でも負け。
運動会終了後に解団式があり、みんなで記念撮影をしたのですが
娘が泣きまくっています。体操服の袖で涙を拭く、子どもらしい姿。
隣の男の子にまで伝播し、泣き出す始末。
6年生の子たちは、やりきった感いっぱいでニコニコピースして
写真に写っているのに、5年の娘が悔し泣きをしているんです。
勝負ごとってテレビゲームとかしかない中、部活動も参加しないため
初めての経験なのかなぁと様子を伺っていました。
その後、一度教室に戻り、再び表に出てきましたが
言葉を発する度にヒックヒックと泣いてしまいます。
普段は殆ど泣く姿を見ないため、妻の顔も歪んでいます。
声をかける先生も泣いていました。
家に帰ってシャワー浴びて、落ち着いたらすっかり泣き止みましたが
よい経験ができ、子どもが大きく成長した姿をみることができ、
でも、まだまだ子どもらしい所もあって、とってもうれしい一日でした。
翌日には、
「来年は応援団長になるっ!」
と意気込んでいました。
まだ、早すぎるわっ!(笑)