赤崎暁さんが最後まで先頭集団に食らいつき、期待で胸が膨らみ画面から目が離せず楽しみました。鈴木優花さんも健闘されました。お二人とも自己記録を更新されたのではないでしょうか。おめでとうございます。
今後のオリンピックの新種目として「駅伝」を加えてもらいたいと切に願う自分がいました。
前にも書きましたが、日本選手の活躍をフランステレヴィジョン局の放送枠ではあまり視聴できなかったのでYouTube動画で探しましたが放映権の問題か、ほぼ静止画の解説しかあげられていませんでした。残念です。
その代わりと言っては何ですが、批判動画をかなり散見しました。
誤審、不平等、オリンピック村の食事及び宿泊施設のエアコン問題などです。
確かにパリの一般家庭のエアコン設置率は現代でもかなり低いし夏の猛暑が著しくなる近年、特に老人においてはその問題は自治体など深刻な課題とされているようです。
が、しかしオリンピック期間中の気温は、朝方16~20℃、日中でも7月30日31℃、8月1日31℃、8月6日30℃、8月11日30℃と30℃を超えたのはたった四日のみでほぼ通常25~6℃で過ごしやすかった、というより夏なのに今年は寒さすら感じました。
ネットで批判の対象となっているこの問題、果たして多くの選手がエアコンを必要としていたかどうかが疑問でありそうです。
もしかして、猛暑が続く日本での感覚でそう想像して批判しているのでしょうか。
そしてもうひとつ、「生肉」問題が持ち上がっていますがフランスと日本の根本的食文化の違いがここにあります。
私見ですが、フランス人は日本人が好む「霜降り牛」を嫌う傾向にあります。肉を食べている気がしないそうです。ステーキなども表面だけ焼く程度です。言わばカツオのたたき状態ですね。
また、Steak tartareあるいはTartare de Bœufと呼ばれる代表的料理があります。タルタルステーキと訳せばいいでしょうか。ステーキにタルタルソースが掛かっているわけではありません。見た目にはマグロのたたき、あるいは「ネギマ」でしょうか。
新鮮な牛肉または馬肉を粗くミンチにし、オリーブオイル、食塩、コショウで味付けし、タマネギ、ニンニク、ケッパー、ピクルスのみじん切りなどの薬味と卵黄を添えた料理です。
絶品です。
惜しむらくは更に醤油とわさびがあれば、とつい思ってしまいます。
慣れないと嫌う人も多いかもしれません。
日本に来る外国からの旅行客に日本では「生魚ばかり食わされる」と批判されたら嫌ですよね。
食文化の違いはなかなか簡単には非難しずらい問題であります。