もうすぐ春の農作業(耕し、種まき、苗うえ)は一段落を迎える。
ぼくの農園で今年最初の収穫は冬を越した法連草、春菊、大根であった。

 

油でさっと炒めてGuérande*塩を振ったホウレン草は柔らかいながらもシャキッとした食感があり、微かなほろ苦さがあって絶品であった。

 

天婦羅としてよく揚げた春菊はミツバを薬味に蕎麦との相性は抜群である。更に大根をおろして加えると、これに勝るもになしであった。
冬の間何にもしていなかったのに、なんかチョット申し訳ないような気もする。

 

そして、苺は今から旬を迎える。

 

(*) Gros sel de Guérande
Guérande地方(大西洋沿岸、ブルターニュ地方南部)の塩: 褐色みを帯びた粗塩。ミネラルが豊富そうで、握り飯なんかはこの塩さえあれば、十分である。