しめじ、松茸、トリュフなど香りの強い茸は例外として、今更ながら言うのも、恥ずかしいがほとんどのキノコは加熱して風味が出るものかと、そう思ったので、先日のきのこを、毒キノコとは判定しはしないが食ってもうまくないよ、と専門文献の判断でも、加熱してたべたら、もしかしたら旨味はでるかもとも、と言う期待もしたけど、やはりたべる勇気はなかった。
で、店頭で茸を見かけた時、わざわざ森に「キノコ狩り」に行かないで楽して安心しようと言う気持ちが当然起こって買ってしまったものが以下である。
Girolle ; アンズタケ
27.99 € (約 3730 円) / kg
62 g 購入で 1.74 € (約230円) 支払う。
Pied de Mouton ; シロカノシタ
21.99 € (約 2930 円) / kg
94 g 購入で 2.07 € (約270円) 支払う。
Champignon de Paris brun ; マッシュルーム
12.50 € (約 1660 円) / kg
200 g 購入で 2.50 € ( 約330円 ) 支払う。
ウィキペディアの解説によると「和名はツクリタケ。日本国内での生産初期の商品名に由来するセイヨウマツタケという名称もよく用いられる。 」 確かに食感は近いものがあるが、香りはマツタケにほど遠い。と、断定できる程マツタケを食べたことをぼくはない。
人工培養の「しめじ」
15.30 € (約 2040 円) / kg
150 g 購入で 2.30 € ( 約300円 ) 支払う。
いわゆる「ぶなしめじ」。中華食料品店で購入。
それで、これらを用いて何を作ったかと言うと、「洋風 炊き込み ご飯」である。
スペインで言えば Paëlla (パエリア、パエリャもしくはジェイスモでパエーヤ、パエージャとは、スペイン東部・バレンシア州のバレンシア地方発祥の米料理…、 説明はウィキペディア。)
イタリーで言えば、Risotto (リゾット ; リゾットは、もともとイタリアで食べられてきた麦類の料理に東洋から伝播した米が融合した料理である…、 ウィキペディア。)
フランスはと言えば…、似たものの名称をぼくは知らない。
もう35年くらい前だけどスペイン周遊を2度した。盗難にあったりして大変な旅行ではあったけど、今では印象深い思い出に残る旅であったことも事実である。
パーエラも食べた。とても美味しかった。味はとても美味しかった。
ただ。惜しむらくは、米に芯が残っていることであった。それが、パーエラの本道だと言われればそれまでなんだけど、米の芯はまだ生米で、イタリーの麺のアル・ダンテとは同じようには考えられない。
それが嫌で、ぼくなりに工夫して「洋風 キノコの 炊き込み御飯」を作ってみた。
- 米を洗う。ざるに上げ、水気を十分切る。
- オリーブ油を敷いたフライパンを強火でガンガン熱する。
- そこで米を炒る。
- 炒った米がやや半透明になったら、鯛の骨とお頭で取った出し汁と茸を加え蓋をして火力を落とす。
- 耳を澄ませ水分が抜ける頃合いを見計らい弱火にする。
- 火を止め、少し蒸らして出来上がり。
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余談ですが以前写した庭のあの茸が群集に成長してこのように成りました。
実もしっかり硬く、ほのかな香りもあるような気もするのですが、やはり 「食える」 と言う確証がない為、どうしても口にする事は出来ませんでした。