以前、地図を見ていたら"ふっ"と、ここにおいでと呼ばれて、その場所をよく見ると、飛騨高山の位山でした。

位山と言えば、人生の変化の時、物事の判断や決断、自分の進むべき道を決めるなど、大事な時にお力をくれるとも言われています。

上皇陛下が攘夷の意向を発表をされた次の年でした。余談ですが、位山のイチイの木から、天皇陛下即位の時に使われる芍が作られるのだそうです。

兎に角行かなきゃって、速攻、全ての用事も考えず、バスとレンタカーと宿の予約を取り、次の日に出かけました。宿を予約している時、温泉施設のあるお手頃な宿を見つけ、ここかなって予約を取ろうとしたら、入力ミス!やり直し、あれ〜、本の数分後なのに、今まで空いていた空室が満室。折角見つけたのにと思いながら、呼んでおいたくせにと文句を言いつつ、きっともっと良いところがあるのねと、少し高くなったけど別のホテルを予約し、出かけたのは12月頭でした。出かける前の晩に不思議な夢を見たんです。山に刀を突き立てている夢。朝、妙にリアルだなと思いながら、出かける用意をしていた時、押し入れのスーツケースを引っ張り出した時、何かに当たって、見てみると、以前に買ったパワーストーンのセレナイトで作った小刀!(と言っても形だけで切れないんですが)、夢を思い返して、あらまぁ〜一緒に行きたかったのねと荷物に詰めごんで出かけたんです。

お呼びがかかって出かけたのだから全てが本当にスムーズ。初日昼過ぎに到着。レンタカー屋さんで、天気について聞いてみると、里は雪もなく、山も夜にうっすら程度だけど、昼間暖かいので殆ど雪はありませんと言われて安心して出発。まず、位山に奥宮がある、里宮の水無神社にご挨拶に上がった。空気は冷たいけど、素晴らしく澄んでいて、なんだろう身が引き締まるって言うか浄化される感じがたまらなく心地よくて。到着と同時に太鼓が鳴り、境内に入ると雲間から太陽の光がスポットで、わたしをてらしてくれて、しかもビックリ、12月頭、いるはずのない蝶が飛んできた!。どれもこれも、後先考えずにやってきた私にとっては目に見える最大の歓迎でした、まさに、幸先が良いとテンションがめちゃ上がりでした。そして、次の日、朝から位山に登るべく、その日はホテルにチェックインし、そうそうに夕食をとっていると、チラチラ雪が…。まぁ気にせず、取り敢えず明日に備えて早めに就寝としました。次の日の朝、寒っ!と思い目が覚めて、窓の外を見ると、な、な、なんと!外は一面の銀世界。えっ〜〜〜ダメでしょ、登れないじゃん!一瞬にして思考停止、ワナワナワナ。しかし、フリーズしている場合ではないと気を取り直し、フロントへ。実はと今日の予定を説明すると、ホテルの人も、「う〜ん、ダメではないですが、おすすめは〜」と言われてしまった。が、しかし、ここまで"呼ばれて"きたんだもん、なんとかなるさの勢いで、位山へ出発。幸い、車は冬仕様でスタッドレスを履いていたのでその点は助かったけど…。


位山に登るには、スキー場側のリフトで上がって登る方法と、車で山裾を回って登山口から登る方法があり、私、山裾回って登山口入口からの予定で。山裾に回るにはスキー場の脇道から入ら道があるんですが、スキー場の駐車場に着くとこれまた白銀。登れるかどうか、不安で、スキー場の下にある施設に行って聞いてみようと向かうと、朝早すぎてまだ誰もおらず、ただ入山届けの用紙が置かれていた。やばい、そんなに本格的だったの位山って、ネットで検索したら、軽いハイキングぽい感じだったのにと、用紙を前に、結構ビビり、それプラス熊注意って、お気楽に来たから、熊鈴なんで持ってないし、雪は半端ないんだけど、何故か諦められず。とりあえず向かったんです、車で登山口入口駐車場を目指して、脇道を〜。幸い、雪に覆われてはいるけど、何とか轍があり、恐る恐るでも進めました。でも、もし対向車来たら傍道によるの難しいうえ、行ったはいいが、Uターン出来ないかも状態で、緊張しながらの前進でした。しばらく進むと、道路工事、この雪の中なのに。でも人がいて良かった!と、すみませんって、この先の状態を聞いたら、私のように登山に来た人が1時間ほど前に一組いたけど、雪道でも大丈夫なランクルに乗ってたらしい。そして、私が借りたレンタカーじゃ、この先行くと動けなくなるから無理と言われてしまい、ダメだこりゃとついに諦めようかなって思った時。ここまで来たんだからと私の心の声が、取り敢えず、おじさんに説明してみよう、聞いてみよう、何か手はないかと。そうしたら、な、な、なんと、「ここに車を置いて歩いて行ったら」って、「登山口入口まで徒歩30分ほどかかるけど」と言われ、「工事の進みは遅いから、車そこに置いて置いたら見ててあげる」って。話をしていたら工事の会社の社長さんが現れて、熊鈴ないんで不安ですって言ったら貸してくれるって、しかも、そこから登山口の半分くらいまでなら、先の工事の様子を見に行くから、社長の4wの車で乗せてくれるって、神の使いかー!いや、まさにお使いだーと、有り難く、熊鈴借りて運んで頂きました。

そこから15分、歩いてやっと登山口入口に到着。昨夜の大雪とは打って変わって、雪は積もっているが、お天気は最高に晴れでした。雪の深さは、40cmくらい、新雪なので足がそのまま沈んで、歩きにくいし、ゴアテックスのやっけを着て、トレッキングシューズは履いてたけど、雪山装備はしておらず、靴の中に雪が入ってきてもう大変。

登山口入口の駐車場には、1時間先に来た一組が乗ってきた車が止まっていて、よく見ると、足跡が、多分3人分くらいかな。足跡を追うと、ありがたいことに山道に入って雪を踏んでくれていた。その時、初めて、雪で登山道が覆われて、この足跡無かったら、初めての位山で私は道が分からず迷子になるところだったと気付きました。これまた、神の使い、道案内の神登場!この後、必死で登山、人生で、雪山に1人で登山なんて、多分もう無い、そして、スキーには何回も行ってるけど、本当1人で雪の山に入ると、音が全て吸い込まれ、なんだろうこの無の世界観、ひたすら内観、はたと怖くなって、1人大声を出してみたくなり、その後また怖くなって、熊いないかなって、さっき借りた熊鈴振ろうとしたら、熊鈴が行方不明!何処かで落としたみたいで、大焦り。まずい、貸してもらったのに、また落ち込みが、次はごめんなさいな練習、そしてまた内観。そんな中、磐座が現れ話しかけてみる、何だか暖かなお返事いっぱい、そして、皆んな楽しそうに私のこと見てる。ついに頂上付近にあるお水を頂きに到着。表面に薄凍その上に雪が積もり、それでも流れるお水、最高!。手が感覚を失うほどの冷たさだけれど、不思議に心が穏やかに。そして、ふと、そうだ、刀を地面に突き立てなきゃと、急に夢を思い出し、場所を探すと、「ここ」って言われた。それは特別な場所でなく、私が歩いてきた道のほんの脇、何の意味があるのか分からないけど、「ここ」って言われたからと、刀を地面に突き立てみた。そしたら、何かが「OK」って、「OK」って言うからそれで良いのだなって。意味はどうでもいい、何の役に立ったかなんてどうでもいい、ただ「OK」って言われたから、何だか任務完了感に満足してしまった。急いで、帰ろうと、道のしっかりしない、雪の帰り道、慌てて、ひっくり返り、転んだけど、ビックリ雪のおかげ、怪我ひとつすり傷ひとつ無し。しかも、雪のおかげで、高低差もなく、結構急であろう斜面も、膝を痛めることなく、らくらく歩けてしまった。帰り登山口入口手前まで戻ると、あった!熊鈴!。その時、何だか、この山に熊鈴必要なかったのね!「余分なものはいらないよ」って言われた気がして、自然と納得してしまった。それから、熊鈴拾いながら、親切に貸してくださった社長さんに心から感謝があるれて、自然や、人、なんだろう、神、私の周りにあるもの全てに感謝が溢れてきて、自分でも気づいたら涙がピーって、ツーって、出てきて、暫く1人でその場を噛み締めてたんだかど、ひとしきり気持ちが落ち着いたら、心細くなってきて、帰りは車のところまで、登山口入口からさらに30分かなりの急足で戻りました。お礼を言って熊鈴返して、車のUターンを工事のおじさんに手伝ってもらって、車走り出したら、今まで平気だったのに何だかワナワナワナ足が震えてきて、体が冷えていた事、結構精神的に頑張ってた事を発見してしまった、自分頑張ってたな〜つくづく。その後、下山届を書いて出したら、行きは朝早く誰もいなかったその施設に喫茶店があることに気づいて、暖かいコーヒー飲みたくて、お店に立ち寄ると、地元のおばさんが3人、世間話をしていて、私を見て山登ったのと話しかけてくれ、これまたほっこりです。

そんな中、「昨日は何処か行った?」と、観光客と思い聞いてくれたので、「一宮さんなので、こちらにきたので水無神社にご挨拶に」と言うと、その中の1人の人が、「うちの旦那、水無神社の神主なの」と話だし、親近感を持ってくれたらしく、「冷えたでしょ、近くの温泉施設の無料券あるから、入って帰りなさい」ってくれて、うわ、これまたご褒美かな、神様からのプレゼントと思い喜んでチケット頂きました。帰りのバスの時間までは、温泉入ってゆっくり出来るなと、その温泉に向かったら、なんと施設の入り口に救急車とパトカー、黄色いテープが張ってある!。きっとこれは事件です。そしてその時、気がついたのですが、その施設、私が宿泊しようと予約しようと思って、出来なかった温泉宿だったのでした。この時、私守られてたんだって、あの時もし宿が取れていたら、私もしかして危なかった?なんて思い、止まらなかった、守ってくれた理由まで見せてもらったなって。あ〜神様偉大!。そうこうしていると、私じゃないけど、そんな事になってるとは知らずに来たお客さんが私の側にやってきて、私に「温泉、これじゃ入らないね」って言って、親切にも「ここから少し離れるけど、他の温泉の割引券あるからあげる」とチケットを頂きました。最後まで、愛されてるな〜と感じながらの飛騨旅でした。そして、後日談ですが、この旅行の数日前、実家の母から、引き出し整理したら、古い私の通帳が出てきて、「大した額じゃないけど、今の通帳にまとめておきなさい」と、通帳が送られてきていました。急な飛騨行きで、後回しになっていたのですが、帰ってきて数日してから思い出し、通帳の額を確認すると、ビックリ!なんと、飛騨旅行の経費とほぼ同額が入っていました。むかし、自分の溜めていたお金とはいえ、このタイミングで私の手に。なんでしょうね、やっぱり偶然は無いのですね。シンクロとも言いますが、それだけでは言い表せない大きな何かに守られ生きてるのだなと。


貴方のそばにもきっと、たくさんのシンクロと、それを上回る出来事が溢れているのでは。


自分を楽しんで下さいね。