今日で人生が終わるなら

楽しいことのひとつでもしたいなと

自裁した10年前くらいまでは考えていた。


失敗したあとは少し変わった。

逃げには変わらないけど

狂ったり放心状態で逝くのは違うなって。

ワタシは病気で逝ってはダメで。

罪悪感に殺されないといけない。


失敗のあとも続く

自分の恥さらしのくだらない人生は

今日死んでも来月死んでも

何も変わらない。


ただひたすらに

自分の気がおかしくなりませんように

慰謝料を払いきるために

ぎりぎりでいいから

社会の端っこに引っかかっていますようにって

無様な失敗を繰り返しながらきた。


大層な事や大逆転なんて望んでいない。

ただ何を食べても同じ味の食事が

少しでも美味しく食べられたらなとか。

貧血で歪んだ爪だけど

マニキュアとか塗って

少しだけ元気な気持ちになれたらなとか。

今はそんな終わりの日を

考えたりしている。