親友のお子ちゃま｢Ｒ太｣とマックでランチ。
｢Ｒ太｣はとにかくカワイイ。
生まれる前から知ってるって事を抜いてもカワイイ。
何度かプロポースしてるけど｢考えとくよ｣から進展ナシ。
でも、ワタシがおばあちゃんになっても一人なら
一緒に暮らしてくれるらしい。
｢Ｒ太｣は男の子なのに
縄跳びより(今学校で大流行）お絵かきがスキ。
休みの日のお出掛けより、折紙がスキ。
マックよりも足湯に行きたい。
小２にして｢今夜妻が浮気～｣に大ハマリ。
よって現在｢Ｒ太｣が一番怖いものは｢離婚｣
一番の謎が｢再婚｣
バレンタインのお返しを｢まだ結婚は出来ない｣の理由で
渡さなかった程、｢Ｒ太｣にとっては今 結婚は大きな問題らしい。
そんな｢Ｒ太｣とマックで楽しくランチ。
映画の話や、欲しい物(コピックマーカー）の話で盛り上がっていた。
学校の話から友達の話になった時
｢Ｒ太｣が突然ぽろぽろと涙を流し始めた。
｢どうした？｣って聞いても
ぽろぽろ涙を流しながら首を横に振るばかり。
(ワタシ傷つける事云っちゃったのかな・・）
猛スピードで巻き戻しても、原因が分からない。
｢話したくない事？Ｒ太が悲しかったり 苦しかったりしてるなら
ワタシはきっと力になってあげられると思うから。
どうして涙が出たのか聞かせてくれない？｣
ワタシの精一杯の説得に応じて｢Ｒ太｣が話し出した。
聞けば。
｢Ｒ太｣が通っている学童保育に意地悪な１つ上の男の子が居るらしい。
下級生ばかり、毎日いじめていると云う。
｢Ｒ太｣はいじめられても ずっと耐えて居たそうです。
｢いじめられたから涙が出たんじゃない｣と
｢Ｒ太｣は必死にワタシに話した。
意地悪な男の子が攻撃方法を変えたのは新学期が始まってスグ。
｢Ｒ太｣の大好きな仲良しのＫ君に対して傷付く事を云えとしつこくしつこく
迫ってきたらしかった。
｢Ｒ太 イヤだって頑張ったんだ。毎日イヤだって頑張って云ったんだ｣
もう ここまで話す頃には｢Ｒ太｣は ぽろぽろ泣きではなくなっていた。
まさに号泣。しゃくりあげて 上手く話せないくらい。
｢ジュース もう一回買いに行く？のど渇いたでしょ？｣
ワタシが云うと首を横に振って
｢でも、いじめられたから涙が出たんじゃない｣と又 訴える。
｢分かってるよ。｣
あんまりにも感情的に泣く｢Ｒ太｣を少し休ませた方がって心配になったけど
このまま話を聞く事にした。
｢それから？どうしたの？｣
毎日頑張って抵抗し続けた｢Ｒ太｣だったけど
ある日 耐え切れなくなったらしい。
｢Ｋ君に意地悪な事云っちゃったんだあ。｣
壊れたように、マック中に響き渡る声で大泣きの｢Ｒ太｣。
さっきまで、号泣と思っていたのをはるかに越えた泣き声だった。
本気の涙。
ワタシの膝に倒れこんで泣き続けてる。
｢云いたくなかったのにｲ 絶対云っちゃダメなのに 云ってしまったんだあ～｣
本気の涙。
散々ワタシの膝で泣いた｢Ｒ太｣が真っ赤になった顔を上げた。
汗で髪の毛も濡れている。
｢話してもいい？｣
ワタシが｢Ｒ太｣に聞くと
｢いいよ。話聞く。｣
｢Ｋ君に次 学校で会ったら 全部話すといいと思うよ。
正直に今みたいに泣いてもいいから全部話すといいと思う。
きっと分かってくれると思う。絶対に分かってくれるから。｣
と伝えると・・・またまた｢Ｒ太｣は大大大号泣。
なっな・・何？ワタシまずいこと云ってしまった？
｢Ｒ太｣それはそれは大きな声で
｢もう ごめんなさいって云ったんだ～｣
しまった・・・許して貰えなかったんだね。
恐る恐る｢Ｒ太｣に尋ねてみた。
｢Ｋ君はナンテ？｣
｢ 『分かってる』って云ってくれたんだあ～｣
ワタシも泣けました。
｢Ｒ太｣と一緒に泣きました。
小さな子供の｢Ｒ太｣の勇気や思いやりに、後悔に胸を痛める優しさに。
小さな男の子達の友情に。
ただただ泣けました。
｢Ｒ太｣の涙は。
いじめられたからではなく。
攻撃に耐え切れなかった自分への涙でもなかったようです。
｢Ｒ太｣は最後に
｢Ｋ君に大スキだって思われいるの思い出したら嬉しくて涙が出ちゃったんだ。
『わかってる』って云ってくれたのが Ｒ太 すごく嬉しかったんだもん｣
って少し照れた顔して云いながら迎えに来たおじいちゃんの
オープンカーに乗って手を振りながら帰って行きました。
ただただワタシは泣けました。
ワタシが今日見たのは
本気の涙。
本当の涙。
｢Ｒ太｣もＫ君も
とてもとても素敵な人。
｢Ｒ太｣の流した涙を
ワタシは流す事が出来ない。
本気の涙も本当の涙も流せない気がする。
それでも、今日｢Ｒ太｣に会えて、涙を見れて
よかったと心から思っています。
うまく言葉に出来ないけど、
心から｢Ｒ太｣に感謝しています。
今度会う時のお土産は｢コピックマーカー｣
縄跳びも一緒にしよう。
ドコデスカ？