うまい肴にうまい酒を傾けるのが相場と決まっているのだ。
そんな事をイメージしながら、向かったお店。
上北沢という地味な街の2階にある「魚菜いとう」。
ちょっと怖かったので、空席を電話で確認してから入店。
誰もいない。との事。。
カウンター5席、四人掛けテーブル2つをマスターが一人で切り盛りするイメージ通りのスペース。
入店した時は、誰もいなくて逆に都合がよかった。マスターの話を聞きながらコンセプトを確認しつつ、何を注文したらいいか?決めようと思ったからだ。
いつもなら柑橘系サワーなんですが、生ビールからスタート。
さっそくマスターが先付けとして自家製豆腐も含めたプレートを出してくれました。
そこから、色々話をしながらほのかな期待感が出てきたのでメニューにはなかったんですが刺身を見繕ってもらいました。
本マグロ、ホウボウ、いさき、シメアジ。とサービスでホウボウの肝を出してくれました。
なかなか魚の状態により出せるものではないようです。初めて食べました。
アンキモのような味わいで、しつこくなくほどよい味です。
どれも新鮮で、わさびがおいしい店はほぼ間違いない料理を提供してくれます。
細かい気配りが、シソの花が盛られて、それを手の中で パン!と叩いて、醤油に入れると、ほんのりシソの香りが広がり、とてもさわやかな味と香りが楽しめます。
こうなると雰囲気的には酒です。
いつもは柑橘系のサワーなんですが、粋な大人はサワーなんて頼むわけにいかないので焼酎をオーダーする事に。
もちろん銘柄はわからないので、「刺身にあう焼酎をお願いします」と「あ、それと僕、酒弱いんでなんか飲みやすい焼酎を水割りで、、、」
みたいな弱いオーダーを入れつつ、ここまでの約30分で色々話をしていて気にいってもらったのか?焼酎とは別でマスターが「これ飲んで貰いたいんだよ」と山形の羽根屋という日本酒をサービスしてくれました。
なかなか市場に並ばないお酒のようです。
うん、確かに飲みやすい!すっきりとした飲みやすさ、日本酒なんだけど飲みやすい
でもなかなかどうして、いいお酒です。確かにうまい魚に合うお酒というのはあまり飲めない僕でもわかります。
もともとオーダーした焼酎もあり盛りだくさんの中、他にお客さんが一組しかいなく
カウンターは僕一人だったのが幸いしたので、色々お話を伺えました。
食べるのが好きな僕にはとても興味深い話が聞けるのも小料理屋のいいところですね。
自分の街にこのような店があるのはうれしい限りです。
酒もまわってきてよく覚えてないんですが、煮つけと〆のサケ茶漬けを頼んで機嫌よく1日を締めくくれました。
再訪して、料理の肴と酒のレビューをしたいと思います。

(やすやすと入りにくい2階に)

(先付けプレート)

(刺身盛り、上から、本マグロ、ホウボウの肝、ホウボウ、いさき、シメアジ)

(サービスしてくれた日本酒 羽根屋)

(シソの香りがほのかに香る)

(これもサービスしてくれた舞茸。店の味付けがわかるという事で出してくれた。
化学調味料は一切使わないというとてもやさしい味。生カラスミも出してくれた)
SHOP INFO
魚菜いとう
東京都世田谷区上北沢4-13-6 2F
03-5317-5001
17:00 - 24:00?←電話すると開けててくれる。
無休(多分不定休)
喫煙可
Photo by D7000






