Somewhere in Time -6ページ目

Somewhere in Time

I've been looking for...

粋な大人は、マスターや女将が一人で切り盛りする小料理屋のカウンターで、
うまい肴にうまい酒を傾けるのが相場と決まっているのだ。
そんな事をイメージしながら、向かったお店。

上北沢という地味な街の2階にある「魚菜いとう」。

ちょっと怖かったので、空席を電話で確認してから入店。
誰もいない。との事。。

カウンター5席、四人掛けテーブル2つをマスターが一人で切り盛りするイメージ通りのスペース。

入店した時は、誰もいなくて逆に都合がよかった。マスターの話を聞きながらコンセプトを確認しつつ、何を注文したらいいか?決めようと思ったからだ。

いつもなら柑橘系サワーなんですが、生ビールからスタート。

さっそくマスターが先付けとして自家製豆腐も含めたプレートを出してくれました。

そこから、色々話をしながらほのかな期待感が出てきたのでメニューにはなかったんですが刺身を見繕ってもらいました。

本マグロ、ホウボウ、いさき、シメアジ。とサービスでホウボウの肝を出してくれました。
なかなか魚の状態により出せるものではないようです。初めて食べました。
アンキモのような味わいで、しつこくなくほどよい味です。
どれも新鮮で、わさびがおいしい店はほぼ間違いない料理を提供してくれます。

細かい気配りが、シソの花が盛られて、それを手の中で パン!と叩いて、醤油に入れると、ほんのりシソの香りが広がり、とてもさわやかな味と香りが楽しめます。

こうなると雰囲気的には酒です。
いつもは柑橘系のサワーなんですが、粋な大人はサワーなんて頼むわけにいかないので焼酎をオーダーする事に。

もちろん銘柄はわからないので、「刺身にあう焼酎をお願いします」と「あ、それと僕、酒弱いんでなんか飲みやすい焼酎を水割りで、、、」

みたいな弱いオーダーを入れつつ、ここまでの約30分で色々話をしていて気にいってもらったのか?焼酎とは別でマスターが「これ飲んで貰いたいんだよ」と山形の羽根屋という日本酒をサービスしてくれました。
なかなか市場に並ばないお酒のようです。

うん、確かに飲みやすい!すっきりとした飲みやすさ、日本酒なんだけど飲みやすい
でもなかなかどうして、いいお酒です。確かにうまい魚に合うお酒というのはあまり飲めない僕でもわかります。

もともとオーダーした焼酎もあり盛りだくさんの中、他にお客さんが一組しかいなく
カウンターは僕一人だったのが幸いしたので、色々お話を伺えました。
食べるのが好きな僕にはとても興味深い話が聞けるのも小料理屋のいいところですね。
自分の街にこのような店があるのはうれしい限りです。

酒もまわってきてよく覚えてないんですが、煮つけと〆のサケ茶漬けを頼んで機嫌よく1日を締めくくれました。

再訪して、料理の肴と酒のレビューをしたいと思います。

Somewhere in Time
(やすやすと入りにくい2階に)

Somewhere in Time
(先付けプレート)

Somewhere in Time
(刺身盛り、上から、本マグロ、ホウボウの肝、ホウボウ、いさき、シメアジ)

Somewhere in Time
(サービスしてくれた日本酒 羽根屋)

Somewhere in Time
(シソの香りがほのかに香る)

Somewhere in Time
(これもサービスしてくれた舞茸。店の味付けがわかるという事で出してくれた。

化学調味料は一切使わないというとてもやさしい味。生カラスミも出してくれた)


SHOP INFO
魚菜いとう 
東京都世田谷区上北沢4-13-6 2F
03-5317-5001
17:00 - 24:00?←電話すると開けててくれる。
無休(多分不定休)
喫煙可

Photo by D7000






























自分の街に興味を持って歩いていると、ふと他の街はどうなんだろう?と感じ始めたので
観光地ではない、知人が住んでる街、偶然立ち寄った街 などをとりあげてみたいと思います。

やはりテーマを持って物事あたると張り合いが出てきて、なんだか楽しいですね。

写真とブログを始めてみて、心の奥に眠ってた表現できなかった何が芽を出し始めてるのを感じます。

さて、そんなこんなで埼玉の三郷からの帰り道にテーマ第1回目を飾るに相応しいエリアに偶然
遭遇しました。

なにやら昭和の雰囲気を醸し出すこの匂いは間違いなく僕の大好物です。

Somewhere in Time
(高度経済成長期に建てられたと思われるこの雰囲気、たまりません)

Somewhere in Time
(休日にも関わらず静寂を保つ敷地内の公園)

Somewhere in Time
(う~ん、まぶしいニャ)

つづく

Photo by D7000

広島はリアル世界遺産、UMESCO世界遺産と充実した記録を残せました。
逆に言うとそれら意外はほとんど写真におさめてないんですが、日差しの強い
夏だったので何か帽子でも買いたいな、もう広島カープの野球帽でもいいかな。
なんて思っていたところに偶然見つけてくれた帽子屋さん。

尾道の本通り商店街を進み、有名な尾道ラーメン「朱華園」の近く。

一応商店街のロケーションにも関わらず日曜は閉店が基本スタンス。
半開きのシャッターから強引に入店すると、いかにもローカルな帽子専門店、「クロダ帽子店」

おおよそ若い子が来そうな流行のラインナップは一切ありません。
開店当時から変わらぬおとうさんのお眼鏡にかなった帽子達しかありません。多分

どんだけ技術が発達し量産体制が築かれようとも、どんなに流行の帽子が
近くのイオン尾道店に安価で並ぼうとも、おとうさんの姿勢、拘りは揺るぎません。

そんなストーリーを勝手にでっちあげお父さんの心意気を感じ、渾身のセールストークに負けて国産パナマハットを12000円で購入しました。
いい買い物をしました。やっぱり本物はいいな~。

Somewhere in Time
(お約束の野球帽)

Somewhere in Time
(こだわりの帽子の説明には力が入る)

Somewhere in Time
(自らも帽子をかぶり実演!手前のパナマハットを購入!)

Somewhere in Time
(本物のパナマハットをありがとう。しかし日曜なのに休みなんだ。。。)

Photo by D7000