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今日も続きを書いていきましょう!

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~隼人~

 タワーの中には、外とはうってかわってわずかしか人がいなかった。ただ、ウイルス兵達に最

上階である20階への直通エレベーターを塞がれていて、途方にくれている者もいた。上に向か

おうとしている人も、それを遮るウイルスも邪魔だったので、ディスクを武器に変えて構えて

から、上に向かおうとする人たちに声をかけた。

「すいません、伏せてください」

振り返った人達は俺が武器を構えているのを見たらすぐに床に伏せた。最後の一人が伏せた瞬間

に、刀身をウイルスに届く範囲に伸ばして、一気に横に薙いだ。さすがに、最後のボスを守る

プログラムであるだけあって、量産個体とはいえ、弱点の章印は各個体それぞれ違う場所にある

ようだ。5体いるうちの1体しか消滅しなかった。消滅しなかった4体は俺を危険人物とみな

し、ロックオンした。その隙に他の人たちは入口近くまで退いた。

「同じ顔してるからっていつまでたっても雑魚なわけないか」

ウイルス達はそれぞれ武器を持っていたが、全員武器は日本刀だった。それぞれの個体で弱点が

違うなら、全体同時に同じ部位を破壊すればいい。次は、心臓付近ではなく、首をはねるため

に、躱されないように囮の突きを一番近いウイルスに放ち、それを避けられた瞬間に横薙ぎに変

換した。2体のウイルスが消滅した。残り2体。胸、首ときたら、額なのかもしれない。ウイル

スたちも学習して、同じ手には引っかからなくなった。なので、攻略方法を変えて1体に集中攻

撃を仕掛けた。早く勝負をつけて残りの1体を始末したかったので、相手の頭めがけて乱撃を仕

掛けた。そうすると、数ある中の1発が額に入って対峙していたウイルスは消滅した。最後の1

体を目の前にして、疑問が2つほど起こった。なぜ、こいつはさっきのやつと2対1で俺を攻撃

しなかったのか、また、なぜこんなにすんなりと攻撃が入ったのか。仮にも最後のボスを守る者

なら苦戦を強いられてもおかしくない。レベルアップしたとはいえ、所詮は量産個体だったとい

うことなのだろうか。

「俺はさっきのやつらとは一味違うぞ」

「お前、喋れたんだ」

「仲間内では信号で十分。喋る必要がなかっただけさ」

「そうか。さっさと決着つけようぜ」

「すぐに終わるかな?」

そう言って、相手が刀を構えて突っ込んできた。俺が突きを避けたら横薙ぎに変換した。それを

俺は一回転して遠心力を利用して頭の額めがけて一撃入れようとした。すると、相手はそれを見

切っていたかのように弾き、乱撃を打ち込んできた。相手の攻撃を見て、なぜこいつが俺に最後

まで攻撃してこなかったかがわかった。

「お前、俺の攻撃パターンをデータ化していたんだな?」

「ご明察。あいつらにはデータを取るために犠牲になってもらったよ」

「どうせ後で藤堂に蘇らせてもらえるもんな」

「そういうことだ。俺はお前のコピーだ」

 ウイルスは姿まで俺に変えてきた。嫌味なやつだ。太刀筋が全く一緒だ。俺が自分を越えられ

なければ、決着はつかないということだ。先手必勝だ。俺は右手で刀を持ち、突きを放った。そ

れを避けられると見越して、第二撃の右横薙ぎに変換し、相手がそれに太刀を合わせてくると考

え、右横薙ぎの途中に太刀を手放して左手に太刀を持ち替えて第三撃を違う角度に切り込んだ。

その攻撃はここではまだ使っていなかったため、ウイルスにも有効で、腹に直撃した。

「残念だったな。腹が弱点ではない。そしてこの技も見切った。次は効かない」

「なら、他の手を使うまでだ」

その言葉を聞いたウイルスは俺に技を出させまいと仕掛けてきた。まだ立ちの届かないところか

ら、横薙ぎを繰り出した。届かないはずの剣撃が届いた。どうやら、俺の武器の特性までコピー

したようだ。すんでのところでこの攻撃を弾いた俺は、勝機を見つけた。俺は刀を鞘に収めたま

ま、左手を鞘に、右手に太刀を持ち、突きの姿勢を取った。突きと同時に刀身を伸ばした。ウイ

ルスはそれを弾こうとしたので、刀身を元に戻し、今度は鞘を左手で相手に向けて発射した。そ

の時に刀身を伸ばすことで、鞘に加速力をつけた。鞘を避けるために太刀を使ったウイルスは、

俺の第二撃の太刀による突きを避けられず、額に攻撃を受けた。このウイルスも額が弱点だった

らしく、突きを食らったあとに消滅した。

「戦闘は独創性だよ、モノマネくん」

 俺はエレベーターに乗り、最上階のボタンを押した。扉が開いたとき、藤堂は最上階ホールの

奥から、こちらを見ていた。周りには、何もなく、藤堂の近くにノートパソコンがあるくらい

だった。


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さあ、ついに次回はラスボスとの決着なのか!?