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心に思ったことは、物質化してきます。

肉体に。肉体は心の影と、昔から申しますが、
心に思ったことは、外形に出てきます。
よく言いますね「四十すぎたら、 自分の顔に自信を持てよ」
と、よくそう言いますが、心に思い続けてきたことは、
顔の表情にまで刻まれてくるんです。

神経質な人は、眉間に立皺(たてじわ) が寄ってくるし、
人をだましてきた人は、眼が曇っている。
あるいは、人の悪口を言い続けた人は、口がひん曲がっている。

こういうのは、もう外形にはっきり 出てくるんですね。
そういうふうに、心の影響というのは、顔に出るものです。

「白隠の霊言」より


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「疲労と仕事」

疲労を予防する方法はいくつかありますが、
肉体の生理作用に着目した場合、
体というものは一定の割合で休息を与えると、
よりいっそう効果的に仕事ができるようになっています。

人間の集中力というものは、
たいてい一時間以上は続かないものです。
集中力のある人でも二時間ないし三時間です。
三時間を超えると、集中力は急速に衰えてきます。

現代では事務系統の仕事をしている人が非常に
多くなっていますが、事務系統の仕事を
朝から夜までしていれば、能率が落ちてくるのは
あたりまえです。したがって、仕事を始めてから
二、三時間が経過したときには、ちょっとした
コーヒーブレイクを入れて、休みをとることです。

その十分か十五分が惜しいと思う人は、
実は残りの数時間を無駄にすることが多いのです。
そのときに、お茶を飲むもよし、
同僚と軽くジョークを飛ばし合うもよし、
少し精神を意図的にリラックスさせる訓練を
しなければなりません。

これは大事なことです。
原則、重要な仕事は体調のいちばんよいときに
しておくことです。夕方から先は一日のうちで
いちばん疲れている時間帯です。
いちばん疲れているときには、
重要な仕事をするべきではありません。

あえてしなければならないのならば、
その時間帯には単純作業を残しておくことです。
長く働きつづけるためには、特に大事な所あります。

一つは腰です。腰が痛んでくると
どうしても持久力がなくなります。
また、集中力もなくなってきます。
そのため、腰を伸ばす訓練が必要です。

もう一つは足です。普通は一時間以上
立ち つづけるのは難しいのです。
しかし、現実には、数時間いろいろなかたちで
立ちつづけています。
できるだけ足に体重をかけない時間をつくることも
貴重な心が けなのです。

もう一つ大切なのは目の使い方です。
どうしても目が疲労してきます。
目が疲労すると、頭脳にも影響しますし、
胃腸にも影響して神経質となり、
いろいろな物事に対して被害妄想的に
考えるようになってきます。

したがって、目の疲労を最小限に抑える
工夫が必要になります。そのためには照明も大事です。
明るさを一定に保つことです。
また、文字と目とのあいだに二十センチ以上の
距離をとることも大事です

「仕事と愛」より


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「愛と、悪についての考え」

愛のなかで「許し」の部分が大事であることも語ってきました。
愛において、もう一つ大事なことは、
「多くの人のために、他の人のために、
自分の時間、自分のエネルギーを割く」ということです。

愛には、「許し」の側面と、
「自分のものを惜しまず、自分のものを節してでも、
多くのものを他の人に与える」という側面があります。

他から奪い搾取(さくしゅ)する思いを捨て、
できるだけ他に与えていこうとする、
そういう思いだと言えるでしょう。

「一日二十四時間のなかで、
どれだけ多くのものを他の人に与えることができるか」、
こういう考えの下に生きていくことが、
「愛を生きている」
「愛に生きている」ということだと私は思います。

「他の人からしてもらうことは、できるだけ少なく、
他の人にしてあげることは、できるだけ多く」
という思想を持って生きていく人が、
世の中に満ち溢れるならば、地上は必ずや天国になり、
幸福に満ち溢れることになるのです。

私は、「人間らしさの根本は、不安定な心理が、
許しを得て、美しいものへ、善なるものへと
転化していく過程にある」と思います。

そして、「自分も他人も、 悪を犯しうるものではあるが、
できるだけ多くの善を生み出す努力をしていくところに、
人間らしい営みがある」と考えます。

悪の産出をなるべく少なくし、
善をできるだけ多くつくり出していくことが大事です。
これは、別の面から見るならば、
自分が得ようとするものは少なくし、
多くのものを人々に与えていこうとする
過程でもあります。

こういう行為が増えることによって
地上の悪は少なくなるのだということを、
深く、深く理解していた だきたいのです。

「限りなく優しくあれ」より