「自主防衛の気概」が導いた、日米防衛協力のためのガイドライン改定[HRPニュースファイル1150]

http://hrp-newsfile.jp/2014/1755/

文/HS政経塾1期卒塾生・逗子市政を考える会代表 彦川太志

◆日米防衛協力のためのガイドライン

10月8日、日米両政府の間で改定交渉が進む、「日米防衛協力のためのガイドライン」の中間報告が発表されました。

「ガイドライン」とは、特に日本の周辺で発生する有事において、日米両政府が取りうる協力体制について、まとめられたものです。

今回の改定の特色は、今夏の集団的自衛権行使容認の閣議決定を反映し、「米軍に対して自衛隊が連携できる内容と範囲が大幅に拡大した」と報道されている点にあります。

このような防衛協力の拡大について、自主防衛に関する日本国民の意識の高まりがあった事を、用語と共に解説させて頂きます。

解説する用語は、「アセット(装備品等)の防護」と、「切れ目の無い、実行的な政府全体に渡る同盟内の調整」です。

◆「アセット(装備品等)の防護」とは

集団的自衛権の行使容認により、自衛隊は武力攻撃を受ける米軍の軍艦や軍用機、基地を守れるようになりました。

アセット(装備品等)とは、この米軍の軍艦や軍用機、基地のことを指す言葉です。

これで日米安保条約の「片務性」が解消されることとなり、日米安保協力がより強固なものとなりました。

◆「切れ目の無い~同盟内の調整」

これは尖閣諸島などの離島防衛を念頭に置いたものです。

わが国の防衛について、米軍と自衛隊の役割はこの「ガイドライン」で明確に分担されております。

現行の「ガイドライン」では、以下の3点について取り決めを作っています。

(1) 平素から行う協力

(2) 日本に対する武力攻撃に際しての対処行動等

(3) 日本周辺地域における事態で日本の平和と安全に重要な影響を与える場合(周辺事態)の協力

現行のガイドラインの問題は、この3点に含まれない「驚異」については何の取り決めもなされていないため、日米両政権の相性や政治的環境の変化によって、ケースバイケースの対応がありえたと言うことに尽きます。

例えば、(3)の「周辺事態」は、朝鮮半島や台湾有事を想定した「非戦闘地域」での協力を想定したものであり、尖閣諸島についての取り決めではありませんでした。

また、(2)の「武力攻撃」については、すでに戦争が起きてからの話であり、中国公船や漁民が尖閣諸島に上陸を試みるような、「戦争以前」の小競り合いは対象外でした。

何かが起きた時、日米両政府がどう対応するのか、その事前の取り決めがなかったのです。

これがいわゆる「グレーゾーン」であり、ここに目をつけたのが、中国でした。

日米関係が悪く、日本に自主防衛の意志が無い状態にあって、「ガイドライン」の取り決めがない隙間を突けば、日米安保の片務性を暴露することができます。

平たく言えば、「ガイドライン」に含まれない「グレーゾーン」を突けば日米関係を破壊できると踏んで、2010年の漁船衝突事件が起きたのです。

◆「グレーゾーン」を埋めたのは、自主防衛の気概

漁船衝突事件では、中国船の恣意的な衝突映像を隠蔽しようとした民主党政権に対し、勇気ある海上保安官が情報をYouTubeに公開しました。

これによって、誰の目にも中国による海洋進出の驚異が明らかとなり、幸福実現党の主張する自主防衛の気運が、全国に広がり始めたのです。

このように、全国に広がった自主防衛の気運が、夏の集団的自衛権の行使容認や、今回のガイドライン改定に影響を与えたことは間違いありません。

防衛協力の「グレーゾーン」を埋めたのは、国民ひとりひとりの意識の高まりだったのです。

本ガイドラインの改定について報じる9日の五大紙は、いずれも改定の背後に中国の驚異があることを認めています。

今後は、自衛隊がひとり自国の防衛のみならず、世界の平和と安定のために、積極的な役割を果たす必要がある、と言う論調を主流とさせる努力が必要となるでしょう。
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皆さま、おはようございます!

幸福実現党から、10月9日、下記声明文を発表しましたのでお知らせいたします。

■産経新聞前ソウル支局長在宅起訴を受けて

韓国司法当局は10月8日、朴槿恵大統領に関するコラムが名誉棄損に当たるとして、産経新聞前ソウル支局長を情報通信網法違反の罪で在宅起訴した。

これは言論の自由の弾圧にほかならず、幸福実現党として強く抗議するものである。政権に批判的な言論を封じ込めようとする政治姿勢は、民主主義国家として未成熟極まりなく、朴大統領の国家元首としての適性にも疑問符をつけざるを得ない。

慰安婦報道に関し、朝日新聞が訂正・謝罪するなど、わが国において歴史認識をめぐる日本の名誉回復の機運が高まるなか、今回の韓国当局の対応は、慰安婦問題の誤りを指摘してきた産経新聞に対する意趣返しとみることもできよう。

幸福実現党として、韓国政府には前近代的な体制を脱却し、真の自由と民主主義、法の支配を実現するよう求めるものである。

日本政府に対しても、韓国当局に対し、産経新聞前支局長の処分撤回に向けた働きかけを強めるよう要望する。

日韓関係改善が模索されてはいるが、日本政府は韓国におもねることなく、毅然たる外交姿勢を貫くべきである。

2014年10月9日
幸福実現党
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【本日のニュースクリップ】
1.産経ソウル前支局長が名誉毀損で在宅起訴 朴大統領に批判を受け入れる器量を求める
2.安倍首相が「増税しないと、社会保障が減る」と弁明 その発想が国を衰退させる
3.広がる中東の混乱 イスラム国が生み出す悪循環



本日の[無料お試し記事]

◆産経ソウル前支局長が名誉毀損で在宅起訴 朴大統領に批判を受け入れる器量を求める
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8545

産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が書いた朴槿恵大統領に関するコラム記事をめぐる問題で、ソウル中央地検が8日、情報通信法に定める名誉毀損に当たるとして、同氏を在宅起訴した。外国の報道関係者に同法が適用されることはきわめて異例のこと。国内外の報道関係者から、「報道の自由を侵害する懸念があり、起訴すべきでない」との意見を無視した格好となった今回の起訴は、政治問題化することは避けられない。

コラム記事は、多数の高校生が亡くなったセウォル号沈没事件が起きた4月16日、朴大統領の動向が7時間にわたって確認できなくなった間、同氏が男性と出会っていたという内容を、韓国紙「朝鮮日報」などの情報を引用して報じたもの。事件当時の朴大統領の所在を問うことは公共性が認められ、起訴は言論機関への挑戦といえる。国際NGO「国境なき記者団」も不起訴を求めていた。

在宅起訴を受けて、岸田文雄外相は、「報道の自由、あるいは日韓関係にも影響するということで、懸念を持っていたし、韓国側に慎重な対応を求めてきたところだ」と語った。サキ米報道官も、「米政府は言論の自由、表現の自由を支持し、これまでも韓国の法律に懸念を示してきた」と述べ、韓国側の法制度に懸念を示した。

しかし、韓国国内では、国会議員や地方自治体の首長などの公職者が、メディアを相手取って訴訟を起こすケースが年々増えており、言論の自由はすでに侵害されている。1990年代中盤までは、年間1~3であった訴訟の件数は、2000年代には5~9件に増加。民事訴訟におけるメディアの勝訴率は3割にとどまる。最近でも、ネット掲示板で朴大統領を中傷した女性主婦が今月1日、懲役4カ月、執行猶予1年の判決を受けた。なお、今までに2件あった刑事訴訟では、いずれも報道機関が有罪判決を受けている。

さらに問題なのは、最初に朴大統領の所在を記事にした朝鮮日報の記者は起訴されず、その報道を引用した産経新聞の記者が起訴されたということだ。従軍慰安婦問題などで韓国側を批判する産経新聞のスタンスに腹を立てた朴大統領が、「見せしめ」の目的で、起訴を後押ししたと捉えられても仕方がない。

言論の自由が守られているかどうかは、民主主義国家であるか否かを示す重要な指標の一つだ。政府に都合が悪いからといって、その言論を封殺することになれば、中国や北朝鮮と変わらない。ソウル前支局長の解放は当然のことであるが、朴大統領には、批判を受け入れるだけの器量も求めたい。(山本慧)

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幸福の科学出版 『守護霊インタビュー 朴槿惠韓国大統領 なぜ、私は「反日」なのか』 大川隆法著
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幸福の科学出版 『韓国 朴正煕元大統領の霊言』 大川隆法著
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幸福の科学出版 『安重根は韓国の英雄か、それとも悪魔か』 大川隆法著
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【関連記事】
2014年3月号記事 救韓論 韓国が「近代化」する5つの方法
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7263



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