http://blog.livedoor.jp/ushirodate/archives/64029986.html

 

 

 


すべてはもう終わってしまったのですね 

 

貴方のお母様は
貴方を全力で呪っていた

お父様と
うり二つの顔をしたあなたを呪っていた


そして貴方の無意識は 
それを承知していた

 

貴方の呪いはもっともっと奥深く
母の呪いを呑みこみたいと想っていた


その為に私を利用した


夢で見た
貴方の無意識は私をこう想っていた

「 使える 」

私だけじゃない

貴方を利用したり
貴方をだまし奪いとっていた女性達も

貴方の無意識は
そのすべての性質を承知していて
逆に利用していた

 

一年前
貴方のお母様は満足した


貴方のお母様は
社会運や 地位や名声 序列に執着してたから

東京の都を頂点とすれば
底辺の土地を買い 
社会の出世から離れた
あの地でBARをすることを決めた貴方を見て

そしてあの土地を見て 

あなたのお母様の呪いは果たされたと感じたの


あの時
お母様は 珍しくうっとりしたメールを送ってきた

 


楽しい場所になりそうね 」と


あの時から
お母様のメールには棘がなくなった

 

あの辺鄙な土地に貴方が暮らすことを知って
貴方のお母様は 復讐が遂げられたと想ったの


そして貴方の本性も
その事を知っていた


表面 気分をいらつかせながらも
貴方の深層意識は
かかったと想っていた

貴方の目的がなんだかわからない


だけどあなたからは
得体のしれない怨念を感じるの


強い強い怨念が
何かを叶えようとしている 」(妻のことば)

 


 


シャルトリューズ 1605

 

1605年 
シャルトリューズが作られた最初の処方を再現して
今の世に出した 
シャルトリューズの原点の復刻品です


市販のシャルトリューズより
スパイシーな香りを漂わせていて 

 

その点では以前ご紹介した 
19世紀のシャルトリューズに
やや似た傾向があるのかもしれません

 

しかし昔と今では
圧倒的に酒の作り方に雲泥の差があります

 

ハーブの調合を当時に近づけたとしても
ベースとなる酒の蒸留法が
現代と昔とではぜんぜん違います 


100年以上前は 
素材の味を残すような蒸留法が主流でした

 

アルコール臭くなくて
味が割れてない

素材の余韻の味がする蒸留酒をベースに
薬草を浸透させ 濃厚な蜂蜜を加え作られていました

 

しかし今のリキュールは
蒸留を複数回繰り返し
アルコール度数を上げ
そこから加水した蒸留酒をベースにしています


このスタイルで作られた蒸留酒は
それを元にしたリキュールは
余韻が いかにも アルコールと言った味わいがします


19世紀末頃のシャルトリューズと比べると

このシャルトリューズ1605は
そのベースの味となるアルコール感のまずさを感じてしまうのです


ハーブの配合はかなり雰囲気的に似せてる感じはしても
ベース自体がダメ

 

そして使用されてる蜂蜜も
19世紀のシャルトリューズの方が
濃く濃密なエキスと余韻を感じさせます

 


ある意味
今のシャルトリューズは 
19世紀のシャルトリューズに比べれば
電気ブランのような代物です  

 

原点に戻るような作り方

それを目指すことはいいと想いますが

 

原点を目指すのならば
当時のレシピだけではなく
作り方や環境そのものを自然に戻していかないと
その味は再現できないと想います


肥沃な大地
虫や動植物がいまよりわんさかあった頃の自然の大地
自然な森に戻していかないと

 


その自然環境の中で  
昔ながらの非効率的な
でも素材を潤沢につかった酒造りに戻していかないと
本物の自然の味は戻らないと想います


 

風邪薬

 」(シャルトリューズ1605を飲んだ 妻の詩)

 


妻は猫を抱っこしながら
この詩?を書きました

 



酒の酔い方は感情の動き方に由来する

どういう波を描くか
どういう風を描くか

猫は人より小さいからそういうところに敏感なの

だから
猫を抱っこしてると
感情の音が聞こえやすくなる

旨さはより増幅し
まずさも より増幅する 」


とは妻のことばです

 





貴方の周囲で
あなたを憎悪していた女性達は
地位や名誉や 序列に対する執着が
人一倍強い系譜ばかりだった

 


でも
貴方に念を飛ばすつもりが
いつの間にか私に念を飛ばすことになってたみたい


後でゾッとするはず


だって彼女達は本来
私の系譜には
優越感しか抱いてなかったはずだから

 


あなたのお母様は
私の事を
「 お日様みたい 」と呼んでいた


貴方は言った

お母様が女性を褒めるのは 
珍しいことだって
何度も何度もそれを言っていた


その時
貴方は私を使えると想ったの


貴方は
お母様や
貴方の周囲の女性の本能が
私に快楽と優越感を感じていることを悟ったの 

 

私の系譜はね
他人に優越感を抱かれることはあれど 
あまり嫉妬されることはなかったはず 


だって
私の系譜が
他人から嫉妬されたのは

夢のことばが事実なら
おそらく600年ぶりのことだから  


私の系譜の集合体は
この数年 向けられた激しい憎悪と嫉妬に


一体何があったのか?
何が起こっているのか?と動揺していた


でもそれは
貴方の意志によっても
引き起こされた気がする 

 

貴方が
私に抱いていた
第一印象

それは 儚さだった


はじめて店で出会った時の私を
貴方は 

水しぶきのような滴の光
だけど哀しい感じ って称したの  

」(妻のことば)


 



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