ほとんどの人はプログラムされた思考体系や知覚に合わせて現実を解読している。何を信じるかを指示され、その思考体系によって解読システムがプログラムされ、それによって現れたものを見たり、聞いたりしたつもりになっている。 D・アイク





プログラムの大部分は、どこの家庭にもある催眠装置「テレビ」を通して行われる。「コントロールシステム」にとって都合のいい現実感をプログラムすることにある。そしてそれが「小さな私」「自分にはできない」といった限界の認識を生み出す。それが恐怖や不安、心配などのすべての無力感を増強させる





日々経験する「物理的な」世界には孤立と分離だけしか見えない。分離が知覚され、架空の断層ができるために、人は個人的なさまざまな対立や戦争を引き起こし、絶えず競い合い、争わねばならないと信じ込んでいる。だが分離は、私たち自身の歪んだ知覚の中にだけ存在するのだ。





心の「意識」で、正しいとわかることを行動に移すのを怖れてはならない。『マトリックス』でモーフィアスが言ったように、すべてを捨てることだ。つまり恐怖も、疑いも、不信も、すべてを捨てて精神を開放することだ。さらに進んで、自分自身を(肉体的)精神から自由にすることだ。