
朝の5時、アラームが鳴る前に目が覚めた。
窓の外はまだ墨色で、地平線だけが魚の腹のように白く光っている。そっと自転車を引き出し、タイヤが落ち葉を踏みしめる音がパリッと響く——これが私だけの儀式感。
団地を抜けると、街はまだ眠っている。街灯は夜警のように、私の影を長くしたり短くしたりしている。風は露の香りを運び、Tシャツの中に入ると、ひんやりと感じ、その瞬間に眠気が消え去った。
自転車を漕ぎ始める。チェーンが均等に「カタカタ」と鳴り、心拍のようなリズムになる。坂を登ると太ももが少し痛くなり、額から汗が滑り落ちる。下り坂ではブレーキを放し、風を胸いっぱいに吸い込む——その瞬間、すべての重さから解放されたように感じ、鳥のように自由になった。
朝食屋の前を通り、最初の蒸し器から白い湯気が上がっている。清掃のおじさんがほうきを持って、私に軽く会釈をしてくれる。言葉は交わさなかったけれど、何かしらの暗黙の了解があったようだ——私たちはこの街の早起き仲間。
最も驚いたのは川辺だった。突然、太陽が高層ビルの後ろから顔を出し、川全体が金色に染まった。私は自転車を止め、輝く水面を見つめた。その瞬間、すべての悩みが小さく思えた。
帰り道、街道が目を覚まし始めた。でも私は心の中に朝の光、自由な風、そして金色の夕焼けの中を飛んだ自分を抱えていた。
これは単なるサイクリングではない。平凡な日々からの脱獄、生活のリセットボタンを押した瞬間だ。明日も、こうして一日を始めたい。
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