ピサロ・カミーユ。

1830年の夏に生まれて、父親の家業を手伝うがイヤになり22歳のころ仲間と家出。

何度か住む場所を移し、生涯、画を描き続ける。

《展覧会では、
良い評価でない時にも
「展覧会は成功だった。批評家達のことは気にしない。」》。


自然のものを自然に描く。
そこには良い悪いもなく、なんのジャッジもなく、ありのままが描かれている。

だから、光や輝きの部分があんなに美しいんだろうか。
影には太陽の高さや時間を感じ、その場所の風や空気を想像させる。


特別ではない景色。
山や林檎の樹や、向こう側に続く道。
風景画の中には小さく描かれた人の姿が多い。


人物画もあり、そこには畑で働く人や、ただ立ち話をしてるだけの女の人達の画があった。
あと、貧しい人とか。


いろんなメッセージが込められてるように感じた。


一瞬だけど、160年前の
フランスの景色の中に溶け込めたように思う。


点々のように置かれた色が、少し離れると生きた人や樹になる。

ピサロの目には、それはどんな風に映り、頭の中ではどんな色に変換されてたのかな。



ピサロが晩年に子どもたちへ宛てた手紙。


《私を現世に繋ぐ糸が
 そろそろ完全に
 巻き取られようと
 しているからには、
 
 私は、精一杯の力を
 奮って描きつつも、

 自らの運命には、
 なるべく静かに
 従いたいと思う。

 1903年7月11日

    子どもたちへ》

会場の出口のすぐ傍の壁に書かれてた手紙。


しばらく、そこで立ったまま見上げていました。

全てをありのまま
受け入れること。

ピサロの強い、変わることがなかった信念。


なんとなく行った美術館で素敵な人に出逢えました。
182年前の夏に生まれた人。
この人もまた調和を願い、画を描くことを続けたのだと思う。

ピサロの画は、
優しい気持ちになります。


今日も素敵な1日をっ!
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一人一人と、世界と、全てに調和が訪れますように。
そして、私にも。





今日は兵庫県立美術館に行って来ました。

『ピサロ・カミーユと
 印象派―永遠の近代』
《フランス印象派の最年長であり、第1回から第8回まで全ての印象派展に参加した唯一の画家、カミーユ・ピサロ
(1830-1903)。
ピサロの生きた時代は、絵画も社会も大きく変化し、近代の礎が築かれた時代です。21世紀の現在、真の印象派と呼びうるピサロの作品を通じ、「近代」の原点をあらためて見つめ直すべきではないでしょうか。
国内外から集めたピサロ約90点に、モネやルノワール、ゴッホなども加えた計100点以上の作品により、ピサロの画業を軸に印象派の表現をふりかえります。》
開催期間
2012年6月6日~2012年8月19日
開催場所
会場名 兵庫県立美術館
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モネ、ルノアールの画を目にする機会はありますがピサロ・カミーユは名前を聞くのも初めてでした。

水面の輝きや、木々の緑、地面に落とす影、
実際に見る方が美しいと思ってましたが、
ピサロのそれは、
額の前から離れられなくなる美しさでした。

近くで見たり、うんと離れて見たり。

休憩できるベンチに写真集が置いてあり見たのですが、実物の物とは比べることはできません。

出口に近づいてから、このまま出ていくのが寂しくなり、もう一度初めから見ました。順路を逆行してる人、何人かすれ違いました(笑)
水面や雲の彩光なんか見てて本当に飽きません。もし、リビングに飾るなら、どれかな何て考えながら。

何気ない風景を優しい目で見て描いてられる方というのが伝わってきて、感動して涙が出そうでした。
自然を自然なままに、一切のエゴもなく描かれてるように感じました。
生真面目さも。
そして、信念も。

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また機会があったら見たいです。

ゴーギャンの画も1点だけあり、初めて見られたので嬉しかったです。
姉の家に舞い込んだ小鳥は、毎日、姉の勤め先に出勤してるそうです。

「可愛いね~!」
って言われると、羽根をパタパタさせるそうです。

みんな、トリコになってしまったみたいです。


舞い込んだ、その日から人懐っこい小鳥。


看板小鳥になってしまったようです。



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