戦場に死はつきもの。

そりゃそうだよね、だって

殺し合いしているんだから。

でも

戦争って

何故始まるのだろう。

 

戦争をやってやる!

っていった人が

戦地にいるわけではないよね。

戦地にいるのは

どんな人だろう。

 


外国では

職業として軍人をしている人がいるけれど

そういう人はともかく

たいていは

市井の名もないような人。

有名人ではなくて

ごく普通の暮らしをしている人。

 

ある日

武器を持って

人を殺せと言われる。

思わず

与謝野晶子の詩を思い出す。

 

 

 

弟へ詠んだ詩。

そこには愛がある。

 

今回

課題図書で

『キャパとゲルダ』という本が上がっている。

 


参考までに

これも読むとよいよ。

 

 

 

 

 

ロバート・キャパは

戦場カメラマンとしてあまりにも有名。

しかしじつは

その名は写真家としての名前であって

アンドレ・フリードマンを

恋人の演出から

ロバート・キャパと

改名していたことを

しっている人は少ないだろう。

 

その後の人生に

大きな影響を与える出会い

こんな恋をしたら

それが

戦場でも変わらず

戦場ではより深く

となると

なんていうか

出会いの妙を感じる。

 

写真家

ロバート・キャパは

その恋人ゲルダ・タローによって

仕上げられた

稀代の戦場カメラマンだ。

 

『キャパとゲルダ』を読んで

わたしは真っ先に

日本人戦場カメラマン

佐藤和孝と山本美香を

思い出した。

 

山本美香記念財団

https://www.mymf.or.jp/

山本美香さんについてはこのホームページでも知る事ができる。

図書は以下の本がある。

 

 

 

 

山本美香さんと佐藤和孝さんは

戦場カメラマンであり

報道記者でもある。

2012年9月

シリアで取材中に

山本美香さんは

銃弾を浴び死亡した。

佐藤和孝さんの悲しみは

表現のしようがなかった。

 

 

 

わたしは

戦場に赴いたことがない。

 

けれど

時々

今いる普通の社会も

ドンパチしていないだけで

実は戦場なんじゃないかと思ったりする。

交通事故で死ぬ人も多い

これって 交通戦争?

いじめで自殺する人も多い

これって いじめ戦争?

SNSでいじわるなこと言って

誰かを攻撃してる

迎撃することなく

攻撃された人は

死んじゃったりする

これって SNS戦争?

 

 

そうやって考えたら

 

実弾が飛び交う戦場はもちろん戦場だけど

目に見える実弾こそ飛び交っていなくても

このリアル現実社会は

戦場かも

 

ネット社会こそ現実って

言っているその人のいるネット社会だって

戦場かもしれない。

 

 

至るところ

戦場かもしれない。

 

戦場で行われる戦争は

ほんとうは偉い人?どうしが

自分勝手な都合を

国規模で言い合って戦争になってる

戦場以外での戦争も

大してえらいわけでもない普通の人が

おんなじように

自分勝手なことを言って

戦争になっているような気がする。

平和を望むことは

絵に描いた餅を食べたいという事なのか。

 

 

けれど

どこにいて

何が起きていようと

人と人が出会い

影響を与え合うことで

色々なものが生れるリアル。

 

キャパとゲルダの二人が生み出したもの

佐藤和孝さんと山本美香さんが生み出したもの

二組の二つの出会いは

戦場という特殊な場面においての出会いでは

あるけれど

本質は変わらない

 

愛。

 

友情や愛情

師弟愛

色々な愛がもとで

生み出されるものがある。

創造のもとは愛だと思う。

 

★★★

 

また

この本には

キャパの有名な写真

崩れ落ちる兵士についても

記述がある。

 

 

 

 

課題図書の感想文を描く時

一冊だけで書くのではなくて

数冊を読んで

書くと

感想文に厚みが出て

良いよ。