剣道・剣術と気の作用 其の弐 | サイキックカウンセラー 霜月 神舟

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主にこのブログではスピリチュアルの話や心霊、不思議な話、
気付きや高次元からのメッセージをお届けしています。
たまに武道の話とかやってます(^-^)
よろしくお願い致しますm(__)m

 武道では呼吸法を訓練する事をお薦めします。

特に剣道家には必要な訓練ですね(^-^)

 

呼吸法を訓練すると気の働きが分かる様になってきます。

中国の気功も同じです。

 

ただ、気功でも何でも気を扱う事を研究した方がいいのですが、

自分が長くやっている武道の型、試合、稽古の中に呼吸法を

取り入れてやってください。

違う所から呼吸法を取り入れてきて、それを別個としてやると

余り効果がありません。

所詮は別物。

必ず自分のやっている武道の稽古にフィードバックさせる事が

肝要です。

 

この「気」というものは目には見えませんが、感じる事が出来ます。

この感じ取る作業を

 

「受信」

 

と私は呼んでいます。

 

先ずはこの受信が出来なくては気というものを扱う事は出来ません。

 

武道では

 

「相手の攻めを感じ取る」

 

という感覚を言います。

 

相手の気を受信する事が出来る様になれば、

次はこちらから送る作業をします。

それを

 

「送信」

 

と呼んでいます。

 

この場合も武道では

 

「攻めを相手に感じさせる」

 

と言います。

 

この

 

「気の送受信」

 

が武道――特に剣道・剣術には重要です。

柔術や体術の徒手空拳の様に肉体が接触する場合は

筋肉の動き等を皮膚感覚で感じ取り易いですが、剣の場合は肉体が接触していないので、肉体的な変化を直接に感じ取る事が

出来ないのです。

なので、より間接的な感覚を研ぎ澄ませる必要が出てきます。

 

その訓練方法は色々と考えられるし、やっておられる方も多いかも

しれませんので、ここでは省略しますね(笑

 

で、この「気」というものはエネルギーなのですが、

ただエネルギーとして存在しているだけなら動かないのです。

 

こちらが、

 

「そこのコップを取って。」

 

と言って指させば、気はそのコップへ向かいます。

そして、コップに向かった気には

 

「そこ。」

 

という情報が入っているのです。

 

位置と方向を示す情報やコップという認識した物への意思、

その他諸々の持っている感情なども情報として入っているのです。

その情報が強ければ強いほど武道では優位に立てるのです。

 

私はこれを

 

「意志力」

 

と呼んでいます。

 

この意志力が強い方が相手から主導権を取る事が出来ます。

意志力の強さとは一体何かと言うと、

 

「気の大きさ」

 

なのです。

ですから、呼吸法により丹田からの気を確り練り、

前進に気を満ちさせて、その気をより強く大きくする訓練を

自分が稽古している内容に合致させて行う事が大事です。

 

その「気の情報」の中に、余分な思念や信念を入れては

ダメなのです。

純粋にこちらの意思を相手の魂に突き通さなくてはなりません。

そうすると、相手は自然こちらの気に同調し始め、自分の思う様に

動くという現象が引き起こって来るのです。

雑念を入れると相手も落ち着かなくなり、

気を合わせる事――「気合い」が上手く入らなくなります。

 

これ等の事は文章として書くと簡単ですが実際に体現するとなると、

とても難しく、毎回上手くいく訳ではありません。

しかし、常にこれを目指して稽古をしなければならないのです。

 

これが武道の名人達人と呼ばれる人達の持つスキルなんです。

 

この「情報伝達」はヒーリングなんかでも使いますね(^-^)