刹那之太刀 第一夜 【剣とスピリチュアル】 | サイキックカウンセラー 霜月 神舟

サイキックカウンセラー 霜月 神舟

サイキックカウンセラー 霜月 神舟と申します。
主にこのブログではスピリチュアルの話や心霊、不思議な話、
気付きや高次元からのメッセージをお届けしています。
たまに武道の話とかやってます(^-^)
よろしくお願い致しますm(__)m

 刹那と言うのは「仏教の時間の単位」を示すらしいのです。

詳しくは分かりませんが、1/75秒とされているようです。

 私は剣の修行を彼此28年続けています。
10年程前に師が亡くなり、教わる事が出来なくなった私は自力で今まで教わった事を昇華しなくてなりません。その為には今までやってきた事を真に理解する為の工夫と稽古が必要でした。暗中模索です。

だけど、求めに求め抜けば必ず其処への導きがあるという事も知らされました。

その一つの縁として、数年前ある女性と知り合います。

その方はアセションヒーラーとして和歌山で活躍されているハナさんです。

 スピリチュアルと剣は考え方や相手とのやり取りが非常に似通っていて、古来より剣の名人が「禅」を併修している意味が漸くここで理解できました(笑 

私の言葉でいえば「スピリチュアル」は「禅」そのものと言っても過言ではありません。ハナさんと話す中、自然と剣の話題にもなりました。

これが私とスピリチュアルとの出会いの切っ掛けとなった訳です。

 今から約5年前、私がその日稽古してきた内容についてハナさんとお話をさせて頂いていた時に、突然先々代・柳生厳長師からのメッセージを開示されました。

と言っても受け取るのは私ではありません(^^;) 

当時の私はリーディングの能力は開いていませんでした(笑


ハナさんを介してという形なのですが、私が行った稽古の問題点を随分と指摘されたのです。
お話は雑談程度にその日の地稽古(仕相稽古)の内容をしたのですが、相手の打つ気の起こりを捕らえて小手を打とうとした私が、何を思ったのか一瞬躊躇した事により相手にその一瞬の躊躇を悟られ相打ちの様になってしまったという様なお話でした。
すると、

「ギリギリまで斬らせて胴を抜く。」

とハナさんが言うのです。

 

「それは誰の言葉ですか?」

 

と聞けば厳長師だと教えてくれました。
何度も何度もその技をやって見せられたそうです。


・・・実にうらやましい(笑

因みにハナさんは全く剣を知りません。

彼女が見せられた映像は、


「胴を打っても打ち抜けてはおらず大きく脚を開いたままで相手の背へ抜けていくところ。」


 だったそうです。


何故この様な技の映像を見せられるのか、また私が何故その業の話を聞かされているのか全く分からない状態でした。

曰く、

 

「相手が咄嗟に中途半端に打ってくるのは分かっているはずだ。中途半端(本当に打ち込んでいない)相手には、返したり外の応じ技に頼らず(正兵)、確りと待って(斬り込ませて)抜き胴をやれ!」


との事でした。

亦、曰く

 

「この様な【一瞬の体捌き】の訓練は、若い間でなければ出来ないから今やれ!」
「それに人格形成にも関わってくる。」


とも言われました(笑
 
しかし、私は胴打ちの様な技は嫌いなのと、相手の起こりを精妙に捕らえる工夫をしている所だったので、


「抜き胴の様な技は嫌いです。」


とハッキリ申し上げると、


「その様な頑固な性格を治せ。」
「それに、真正面(正攻法・正兵)から行くだけではなく、二の手三の手を使いこなすことで最上に至る。」
「これは何も胴打ちだけの問題ではなく全てに於いて利になるのでやりなさい。」


と教えられました。
正にその通りだと今は実感しています(^^;)

「出頭」という相手の気の起こりを捕らえる事に執心している私は、その全く真逆のギリギリまで打たせて勝つと言う教えは、打ち込んで上手く相手を捕らえられなかった時の咄嗟の対応を意味しているのか?と、この時点では思っていましたが、そうではない事に気付きました。


なので、

「先生がやれと仰られるならばこれを工夫いたします。」


と申し上げると、


「好々。」


とニコニコされて帰られたそうです。

後でこのメッセージの開示について少し話を続けさせて頂いたのですが、
ハナさんには「開示を受けている時の状態」なども質問させて頂きました。

先師の映像から伝わってくる感覚には

「刀の刃は急所じゃなくても斬れる。常にその危機感を持っていた。」
「斬られた時に骨にズシンと来る重さを意識の中で持っている。何故その感覚を知っているのかは分からないけど。」

 

と話してくれました。


「ギリギリまで斬らせて胴へ打ち込む時に自分の肩口に刀が落ちて来るかも知れないイメージを常に持っている。」
「その恐怖は常に持っていなければならないけど、横に置いておくことが重要。」

 

なのだそうです。

~続く~