昨年、書き忘れていた事を2回くらい記事にしましたが、まだ ありまして…
9月の渡仏の際に 印象に残った事の一つです。
私たちが滞在したアパートの部屋は5階(日本では6階)にありました。
普段から エレベーターがあったとしても使わずに足で上るのが習慣になっている私たちは ほとんどエレベーターは使いませんでした。
ただし…
スーツケースを運ぶ時と 夜遅く疲れて帰った時には さすがに使いました…
実は このエレベーター、普通の体型の人が3人身動き出来ない状態で乗りドアも内側のドアはピシッと閉まらない状態のまま作動するという ひどく小さなエレベーターでして…
初めて使用した時には 壁が鏡のようになっているため、奥があるのだと間違え ぶつかりそうになりました。身体の大きな人であったら、ひとりしか乗れないかも知れません。それでもスーツケースを運ぶため、一人とスーツケース一個という形で2回に分けて運びました。
こんなに小さなエレベーターを見たのは初めての事…というか、パリの古いアパートにはエレベーターが付いていない所が多いのではと思うのです…外観を あまり変えられないパリでは 内装も変えるのは難しそうです。
以前 滞在したポワソニエールのアパートはエレベーターがなかったので、細い螺旋階段を目を回しながら(私は 螺旋が苦手で すぐ目が回るタチなのです。)上って少し大変でした。
ですから、付いているだけでも有り難いことだと思ったものです。
多分、このエレベーターも狭いスペースをなんとか利用して、後から付けたものだと思います。
写真下右…例の小さなエレベーターの扉
写真下左…広い螺旋階段
ご覧の通り、何気に 深いブルーで統一されているところにパリならではのお洒落感が漂っている…と私は思うのです。
そうそう…この階段のヘリが滑らかにすり減っているのを見て 100年以上もの長い間 どういう人たちが何を思って上り下りしてきたのだろうと考えながら昨年の9月を過ごしていたのだと 今 鮮明に思い出しました…