昨夜、諸事情により しばらく行っていなかった近所のカジュアルフレンチに行くことになりました。
鴨モモ肉のコンフィ…皮のカリカリ感と中身の柔らかさが絶妙でした。添えてあったミニトウモロコシのほんのりした甘さやミニ人参の甘さ、ラッキョウのコンフィ（これは初めての食感）と昨夜もシェフのセンスが光っていました。
多分 2～3ヶ月ぶりだったのでは…と思います。
外食を予定していたわけではなく、突然決まったことなので予約もせず行ったのですが、予想通り誰も居ませんでした。
このレストランを知ったのは 郵便受けにテイクアウトもできるチキン専門のブラッスリーと書かれた手作りの小さなチラシコピーからでした。
2年前の事です。
学生が多いこの辺りには 安く飲んだり食べたりできる飲食店が （特にW通りには）多いのだけれど、新目白通りには さほど飲食店はなく少し入ったところに、こんな所に店が⁉︎というような感じであったりする…まさに隠れ家的なフレンチが このレストランでした。
チラシコピーにはブラッスリーと書かれていたにもかかわらず、ちゃんとしたフランス料理を出してくれる店でした。しかも美味しくて安い！
ブラッスリーのようなイメージで気軽に立ち寄れるカジュアルフレンチと言うのが一番ピッタリだと思えるそんな店なのです…
しかし、あまりにも場所が悪すぎる…隠れ家的過ぎる隠れ過ぎてしまっているのです。
そんなに頻繁に行くわけではないのですが、シェフとも話す機会があり 彼がパリ16区のレストランで2～3年修業をしていたことを知り…その料理の美味しさに納得したのです。
夫は そこのスープドポワソン（魚のスープ）が大好きなのですが、この味ほどフランスのスープドポワソンと同じ美味しさの店は他に知らないと言います。確かに美味しいと思います。
バゲットではないのですが、この店で焼いているパンも美味しい…
場所さえ、もっと人通りに面した分かり易い場所にあったら 安くて美味しい本格的フランス料理が味わえるカジュアルフレンチとして混み合うくらいのレストランになってしまうのでは…と思うのですが…勿体無い…これだけ美味しいお店が…
どうか 今度立ち寄る時も シェフの笑顔と美味しいお料理が待っていてくれますように…