普段 夕食のメニューや その日の反省や ニュースの感想などを頭の中で ああだこうだ考えながら歩く通い慣れた道も 歩行訓練のために歩いてみると 通行人や小さな店の変化にも やたらと気づかされるものがあり 興味深いものです。

   インターネットで 少しでも 松葉杖によって生じる 脇の下の痛みや手の平の痛みを軽くするためのアイディアを探し出した娘が 滑り止めのぷつぷつがついた軍手をはめて 松葉杖の持ち手には梱包する時の緩衝材でプツプツがあるものを巻いて 出てみたところ 大分 問題は解消されたようで…

   このあたりは 学生街ということもあり 学生さんが 帰途につく頃は避けて 午後の早いうちに始めます。休日は 比較的 何時にでも可能な感じですが 平日はそうもいきません。
健常者が歩いて 約6~7分の距離を18分~19分で歩くような感じで、半端ではない体力を消耗します。ネットには松葉杖で通勤した人が松葉杖が取れる頃に体重を測ったら6kgも減ってしまったという経験談が書かれていたと娘は言っていました…そんなにエネルギーを消耗することなんだ!と正直 驚いています。

   こうして このような松葉杖歩行訓練を彼女の友人が付き添ってくれたり 私が付き添ったりして (通院リハビリのない日は )在宅リハビリを続けているのです。
少し前にスマホを操作しながら歩いている人がとても危険なのは明らかになりましたが、視線を下に落としたまま歩いているお年寄りが 意外に多く こちらが避けるように素早くその動きを予測しなければならないことにも気づかされました。
また 歩道に 店と店の間から 何かの資材が飛び出していたり 道路の補修の凸凹がそのままになっていたり…

   今までの自分が いかに障害を持った方のうわべだけしか知らないままでいたか 知ろうとしなかったか…反省しつつ…
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   帰宅時間の学生街…

   少しだけ 障害を持った方の気持ちがわかったような気もしますし、これからは努めて そういう方々に 近付けるようになりたいと思います。