もう…一年に一回の建国記念日(1789年7月14日フランス革命の発端となったバスチーユ監獄襲撃および この事件の一周年を記念して1790年に行われた建国記念日)が巡ってきてしまいました。日本では巴里祭と言われて我が国のお祭りのようにいろいろなイベントが行われています。
   
   何かの番組で知ったのですが、「巴里祭」という呼び方は日本だけの呼び方で映画「カトルズ・ジュイィェ」が日本語題「巴里祭」と翻訳されてその映画がヒットしたので、7月14日=巴里祭 となって広まったらしいですね…私自身 そう思っていました。

   この日が巡ってくると 思い出されるのが エッフェル塔の花火…それからエディット・ピアフのシャンソンです。大ファンではないのですが、彼女の決して美声ではないのに パリの下町や庶民の生き方なんかが歌になって彼女の口から出てくると思わず同化してその空気感を共有してしまう魅力があると思います…小さな身体なのに実に力強い魂の声…というような…

   Padam Padam Padam(パダム パダム パダム)
2人で楽しんだ巴里祭
パダム パダム パダム
お店では値切ったものだわ
パダム パダム パダム
買った物を袋に入れて街角を歩き続けた
この音を聞くと思い出すの
あの馬鹿騒ぎの数々
でもそれらはみな消え去って
今 わたしに聞こえるのは
おもちゃの心臓の音だけ…
(壺賽散人訳)
(パダム パダム は運命の音)
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 20区ベルヴィル通り72番地のピアフの生家近くにある彼女の銅像

   薄暗いワインバーなんかでピアフのシャンソンをBGMにパリの下町を思い出し 静かにワイングラスを傾けてみるのも いいかもしれません…