昨年9月の抜けるような青空の 遅い朝、モヴェールのマルシェに行ってみようとサン・ルイ島のアパートを出て アルシュヴェシェ橋を半ばまで渡ったところで いつもとは違った空気を感じました。
馬の それもたくさんの馬の足音が少しのバラツキはあるものの揃った足音になって響いてきました。ドッ ドッ ドッ…と同じ間をとってしっかりと拍をとり…セーヌ川に沿って走るC線を東から西のほうへその音の主…騎馬隊は行進していました。
7月14日(パリ祭)にはシャンゼリゼ大通りを凱旋門からコンコルド広場にかけて行進するそうですが、それが はたしてこの騎馬隊なのかどうかはわかりません。また ラ.ギャルド.レピュブリケーヌ(フランス軍エリート「親衛隊」~大統領の護衛担当や国賓を迎える儀式を担当しているフランス軍の顔)かどうかも…詳しいことはわかりませんでしたが、この騎馬隊の活躍したエピソードがフランスの歴史には欠かせないようです。
動いている絵画を見ているような時間でしたが 男性の横顔の中に凛とした横顔の女性を見つけた時、三銃士のアラミスを思い出しました。残念ながらぼーっと見惚れてしまい写真を撮ろうと思った時には…
後の祭り…でした。