私たちが滞在したアパートのどこの照明もセンスの良さが際立っていました。日本人はあまり使いませんがパリの人は好んで間接照明を使うようです。むしろ直接的な照明はあまり見かけたことがありません。蛍光灯の明るい照明が天井から部屋全体を明るくしている日本の部屋に慣れていると 少なからず暗く感じることと思います。慣れてくると とても心地よく感じる間接照明…これもフランス人の暮らしに対する美学なのかも知れません。
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これはサン・ルイ島のアパートの居間に飾られている絵画ですが絵画をより引き立たせるように小さな傘つき電球を幾つか横に並べて吊るしてあります。視線は勿論 絵画に集まります。部屋の陰影が全体の雰囲気をリッチにしているような気がします。
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ここはシャワー室兼トイレだったりするのですが、控え目な照明が とても落ち着くのです。
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アネットさんのキッチンほど立派ではありませんが このキッチンもこの照明のおかげで楽しく台所仕事をこなすことができました。

    間接照明も電球によっては蛍光灯より電力を必要とするものもあり節電という意味では一概に良いものだとは言えませんが例えば小さな部屋の片隅だけでも間接照明を使い少しだけお洒落な空間を作ってみるのもいいかなと思うこの頃なのです。