保健室登校にも慣れ、
秋から冬に変わろうとしていた。

受験に向けて、同級生のみんなは
動き出していた。

校長先生に、高校に行くか聞かれ、
私は行かないつもりでいた。

とてもじゃないが、地元で進学するのは
とても怖かったし、勉強もしていなかった。

しかし、校長先生は、ここから一時間半
山に向かっていったところに
小さな分校があることを教えてくれた。
見学にも行った。

どうしても、高校を卒業したくなった。

私は進学する事にした。

無事、受験には合格。
高校も三年間で卒業した。