映画「エゴイスト」感想 | のんびりいきたいです

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内容がわからないと感想も伝わらないと思ったので、

↓先に長々とあらすじネタバレを書かせていただきました。

 

 

 

 

観ていて思ったことあれこれ。

(ごめんなさい。こちら自伝的小説なのに辛辣な事も言いますが、映画に対してです)

 

あ、もちろんこちらもネタバレ盛大にしています🙇

 

 

 

 

 

内容を知っている話じゃないのなら、観ている途中で「これからどんな展開になるのか?」と考えている(まあ、皆さんそうかな?)

別れた二人がどうやって戻るのか?

別れたまま終わりではないだろうからね、さすがに。



浩輔は客をとるのを辞めて欲しいと懇願する。「毎月10万渡す」と。

 

いや…真顔毎月10万って、もっとお金を渡せるんじゃないの?あんた(浩輔)いい暮らししているやんw

って瞬時に思ったし、そのあとも何度も思った。

(ちなみに映画では「20万」って聞こえたんだけど10万だった。いや、20万でも少ないよ)

 

高い手土産を何度も「お母さんに」と持たせるくらいなら、それは現金だろー。

貧しい彼ら母子を支えていない。

自分がやりたい分だけお世話しているだけ。

(ちなみに原作では浩輔はそこまでお金持ちじゃないみたいで、10万はギリだったらしい)

 

 

バイトを掛け持ちして、夜中も働く龍太。

私の予想は「バイト先で前に買われた客と偶然会う?」だった。この予想は外れたけどね、だって一回別れたあとのお客さんとのシーン、やたらリアルだったからさあキョロキョロうむ…。


 

にしても、浩輔は「龍太と結婚する」という手はなかったのかな?凝視

浩輔は職場でゲイバレしていないの?

なんかそれっぽいくねくねしたショットもふざけて撮っていたけどどうなんだろ?

事実婚も考えなかったのかな。

地元から逃げるように上京した浩輔にとって、今の職場自体も自分を守る鎧の一部なんだろうけれどね。

 

龍太の死。

前日までは電話で普通に話していたのに、朝、布団の中でもう息を引き取っていたらしい。

死因は描かれていない。でもおそらく過労死。

 

バイトがきつくて浩輔の家のソファーでうたた寝をしていた龍太。

浩輔はそれを微笑ましく思う前に、することがあったのでは?気付くべきだったのでは?


中途半端なエゴで

中途半端にお金を渡し

縛り付けた。

 

 

でもね、それでも二人は幸せだった。龍太はたぶん、売りの仕事を辞めてから亡くなる直前までが、今までで一番幸せだったんじゃないかな。
そして、龍太の母・妙子も幸せだった。

でもさ、もっとキャッキャうふふが観たかったよね。

かわいいシーンいろいろあったけれど、もっと観たかった。

失うのが思ったより早かった。

龍太が以前のお客にあって職場バレして、なんかケンカとかして別れる展開を予想していたら、永遠の別れが予告無しにやってきたショボーン

 

龍太は身体的には辛かったけれど、ギリギリまで幸せだったし、苦しむことは短かったと思いたいぐすん

いいこだったなあ。

氷魚君じゃなくてもっとどうでもいい俳優(失礼)さんが演じてくれたらここまで可哀そうに思わなかったかなあ(いや、思うけれどさ)

龍太はエゴイストではないよね。しいて言うなら天使キラキラ

 

 

 

 

 

 

 

ひとり残された龍太の母・妙子の支援を始める浩輔。

自分の母を助けられなかったということもあってか、浩輔の妙子への支援が手厚い。

死んでしまった恋人の母親。それだけなのに、家事も手伝い、一緒に食事をし、なんなら「泊まっていって、龍太の部屋に寝て」といわれそうする。

龍太に渡していた生活費10万を、今度は妙子に渡す。

もはやおかしい関係性。ちょっと気持ちが悪いくらい。

浩輔がついに言う「一緒に住みませんか?」

「げっ」と声がでそうになった私滝汗ナニソレ。

妙子が断ってくれて良かったあせる

原作では、妙子の生活保護申請が通ったという理由があった。そもそも浩輔の貯金が底をついて、毎月10万渡すのが厳しくなってきていたのだ。

でも映画ではそのくだりは無いので、余計気持ち悪かった。

 

共依存の関係は深まるばかりだ。

浩輔だけが悪いのではない。

もはや目の前の相手にできる事を与え、受けとめることが今できる全て。そしてまるで平和のように会話をして過ごす。

それでしか呼吸ができないような浩輔。妙子も。

 

 

初めの方に書いたけれど

内容を知っている話じゃないなら、観ている途中で「これからどんな展開になるのか?」と考えている。

 

妙子が入院する。

ガン・ステージⅣ。

 

浩輔はこの母を失った時、どうなってしまうのだろう?

私が心配してもしょうがないのだけど、終盤はやはりそればかり考えた。

糸が切れた凧のようになってしまうのか?

本当は龍太を失った時に切れるはずだった糸は、妙子の存在で危うさを抱えながらもつながれていた。

 

 

 

 

浩輔が眉を描くシーンが2度ある。

(自慢じゃないけれど、私はあんなに丁寧に眉を描いたことなんか一度もないあせる

これは、彼の武装を更に強固なものにしているのだと思う。

 

 

 

妙子が入院している病院に、見舞いを持ってまめに通う浩輔。

同室の老婆からは「息子さん?」と聞かれる。

「いいえ」と言いつつ、まだ通う。

老婆は認知症も入っているのか?

「息子さん?」と何度も聞かれる。

ついに「はい」と答えたのは浩輔だったか妙子だったか。

奇妙な親子ごっこ。

お互いがもう、目の前の相手しかいない、恐ろしく歪なのに穏やかな親子ごっこ。

もう妙子は随分弱ってきている。

病室から帰ろうとする浩輔に、妙子は言う。

「まだ帰らないで」

浩輔は帰らず、妙子の手を握る。

 

 

この、妙子のエゴで映画は終わる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生は、満足できていない人がほとんどだと思う(自分の勝手なイメージかもしれないけれど)

満足の基準は曖昧過ぎて、まあまあ満足ならそこそこの人が当てはまるのかもしれない。

 

満足できないからこそ、より満足に近づけるように人は足掻く。

 

 

 

 

どこにも答えは無かったし、エンドマークも「エゴイスト」の文字だけだった。

 

 

 

 

 

 

プレゼントプレゼントプレゼント

 

 

 

以上です。

何が言いたいのか皆さんにも伝わらないと思いますが、わからないのも正解だと思います(文章の稚拙さは別として)

 

 長文お付き合いありがとうございました🙇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





桜桜桜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

散々真面目に書いてきてここにこれぶち込むのどうかと思うのですが…書いちゃえ。

 

 

 

 

 

 

ねえ、これってリバ?びっくり


それとも氷魚・亮平だった?(亮平・氷魚じゃなくって!?)

違う?私の知識が浅いだけ?



 

 

 失礼💦


ご清聴ありがとうございましたm(__)m