映画「月の満ち欠け」 | のんびりいきたいです

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映画「月の満ち欠け」をかなり前に観ました
(ブログ遅くて(__))
 
2017年に第157回直木賞を受賞した佐藤正午による同名ベストセラー小説を、大泉洋主演、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウの共演、廣木隆一監督のメガホンにより映画化。

小山内堅は、愛する妻と家庭を築き、幸せな日常を送っていたが、不慮の事故で妻の梢と娘の瑠璃を同時に失ったことから日常は一変する。悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。事故当日、娘の瑠璃が面識のないはずの三角に会いに来ようとしていたという。そして、三角は娘と同じ名前を持ち、自分がかつて愛した「瑠璃」という女性について語り出す。それは数十年の時を超えて明らかになる許されざる恋の物語だった。

小山内夫妻役を大泉と柴咲が、娘と同じ名前を持つ女性役を有村、三角役を目黒がそれぞれ演じる。
(映画.comより)
 

 

 

 
新月やや欠け月半月三日月満月
 
実はこの本は「直木賞」を受賞した時に購入してあった。
そして数ページ読んでそのままになっていた。
 
 
今回、ようやく開いた。
映画とはもちろんあれこれ違った。
 
なんか映画の方が伝わりにくいんじゃないかな。
(尺の問題が大きいんだろうけれど)
 
 
 
 
 
映画では小山内(大泉洋)が主役だけど、原作では三角(目黒連)が主役に思える。
映画の三角の出番は少な目だ。
そして、小山内の元に訪ねてきた三角はもう50代。
目黒連が全く歳を取っていないように思えて不自然(一部白髪くらいは入っていたのかもしれないけど)
なにか年齢を感じさせるわかりやすい工夫があったの?
このあたりも映画を薄くさせていた。
岡田将生のように見事に老けさせてほしかった(いや、ここまでじゃない)
 
映画は完全に大泉洋主役。
 
 
 
 
 
半月
「神様がね、この世に誕生した最初の男女に、二種類の死に方を選ばせたの。ひとつは樹木の様に死んで種子を残す。自分は死んでも子孫を残す道。もうひとつは、月のように、死んでも何回も生まれ変わる道。(中略)人間の祖先は、樹木のような死を選び取ってしまったんだね。でも、もしあたしに選択権があるなら、月のように死ぬほうを選ぶよ」
(原作本文より)
満月
 
 
 
月というものは昔から、何故か、人の輪廻に重ねられているような気がする。
 
それはたぶん、月が満ちてそこから欠けていき細くなって消え、そこからまた満月に戻ることを繰り返されるから。
 
そういえば「ぼくの地球を守って」でも月は地球と並ぶ舞台であり、輪廻転生が根底にあった。
 
古代から人が見てきた最も身近な星。
それが満ち欠けを繰り返すことで、人は復活を重ねた。
 
命の源でもある「太陽」とはまた別に、「月」と言うものに人類が強く魅かれるのは、そんな理由もあるのかな、と。
 
 
 
 
満月満月満月
 
映画は、そこそこ面白かったです(雑か)
 
 

 

 

 

たまたまだけど今日、「日本アカデミー賞2023」の受賞者・作品リストが発表になりましたね。

 

「月の満ち欠け」も複数部門で入っていましたよ。

 

 

 

 

 

 

私個人としては「流浪の月」かな。

この桃李くん、すずちゃん、そして流星君。みんなすごい。

 

 

 

 

 

あ、これも「月」だね。