ランタン様の周りには、ちっと変わった人やモノが存在する。

そんなわけで今日から一人ずつ紹介しようと思います。

まずはこの人、山南 南 ( やまなみ みなみ )


ランタン様のブログ-山南 南
晃範(あきのり)とは長いつきあいのクラスメイト。

恐ろしいほどのポジティブシンキングの持ち主。

楽しければすべてよしという考えの下、候補者がいなかった生徒会長選挙に立候補して見事当選。自身が楽しく面白いと思う事を企画する。

頭が良いのか悪いのか、あさがおが初めて現れた時には、人工衛星である事を何の疑いもなく信じて受け入れる。


持ち前の過ぎた行動力で、晃範をドタバタに巻き込みよく困らせる。

それでも、世話を焼いてくれる優しさや、計画的・理知的な思考も持ち合わせ、晃範からは好感を得ている。

逆立ちしてたら見えない空。

でも、時折目を背けたくなる。


主人公・高岡 晃範(たかおか あきのり)は、そんな性格だった。

腐れ縁の山南 南(やまなみ みなみ)と学園に着いた朝、南の差し出す携帯電話から流れるニュースに耳を疑いながら、晃範は何故か空を見上げていた。


一筋の白い帯を真っ直ぐに空に描いて、それは落ちてくる。

もうもえとあがる煙の向こうで、頭を抱えて縮こまる人工衛星の女の子(あさがお)が。


本人は人工衛星で、晃範とは知り合いだと言うが到底信じられない。

南と晃範は、あさがおの真偽を確かめるべく、話を聞くことになったのだが、その過程で晃範はある事実を知る。


本人としては忘れてしまいたい黒歴史。

だがそれが、あさがおと晃範を結びつける確かな証拠だった。

あさがおの望みである「晃範の平和を守る」という行為を認めることになり、

更に次々とモノが女の子に・・・・・・・。


痛む胃を押さえつつ、晃範はやはり目を背けたくなったー