大人のはなしは聞きたくない。
耳を塞ぐのはもったいないから
どうせならヘッドホンしよう
教科書なんて持ちたくない。
手ぶらじゃもったいないから
どうせならCD持とう
規則には縛られたくない。
自由が逃げたらもったいないから
イヤホンのコードで繋いどこう
お手本どおりに書きたくない。
文字がもったいないから
どうせなら歌詞を書いておこう
お手本どおりの音なんて
あたしらしくないじゃない。
あたしの音はここにある
勉強なんてしたくない。
今のあたしに必要なのは
そんなことじゃないの
今のあたしに必要なのは
ひとつの決心と
たくさんの音楽たち
未来のある者に
灰色のリアルな世界を
見せないで。
未来のあるあたしには
カラフルに広がる空を見せてよ。
南校舎2階
手前から3番めの教室
窓際、前から2番めの席。
今のあたしの居場所
そこから広がる小さな世界
そこから広がるあたしの世界
そこから広がる未来の音楽
別にひとりだっていい
それがあたしだけのもの
それがあたしらしいもの
バカにしないで。
おんなじ道じゃつまんない。
「あたし」がもったいないから
新しい道を切り開いていこう
音楽が光となって
扉の元へ連れていってくれる
あたしは今を生きるの
過去も未来も関係ない。
好きなもの追いかける
だってもったいないでしょう?
愛することがあるのに
愛したいことがあるのに
愛さないなんて
どうせなら真っ直ぐ突き進もうよ
誰に何と言われようと。
私は今を生きる。
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