呪術廻戦 D4DJ ラブライブ! ツイステ コスプレ衣装専門店

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「ここがあのミカさんのバイト先ですわね」
「ふむ。中々賑わってるじゃないか」ブルアカ 百合園セイア コスプレ衣装
──トリニティ総合学園三頭政治の一角として権勢をふるい、クーデターを起こした聖園ミカ。
それは穢れを知らぬ箱入りお嬢様の些細なワガママから発したすれ違いが大きな騒動となり、やがてその座を追われた。
そして、退学は免れたものの傷跡は遺った。
所持品の全てが没収、破却、焼却され。
思い出の品も、友人達との絆の証のほとんどを失い天上人としての暮らしも地に墜ちた。
湯水のように使えたお金も今やある程度は自力で稼がなくてはならない身分にまで墜ちた事に胸の痛みを覚えながら、今日この日、ナギサはミカのバイト先にまでやって来たのであったのだ。
「…心配かいナギサ?」


「えぇ。心配、というより不安の方が大きいですが」
箸より重い物を持たない生活から一転、箸より重い物を持つ生活へと180℃回転した幼馴染ミカさんの生活を心配しないナギサではない。
しかしただでさえエデン条約により失墜したティーパーティーの──いや、トリニティ総合学園の権威により危うくなった立場と身ではこれが精一杯ではあったのだ。ブルアカ 聖園ミカ コスプレ衣装
本当なら、あの屋根裏部屋のような埃まみれの薄汚い部屋から自分と一緒に暮らして欲しいと願い、また口にした事すらある。
『あはは、ナギちゃん寝相悪いし寝言煩いからイヤ☆
昔お昼寝したとき私の顔蹴飛ばした事忘れてないから』
そう言って本心なのか冗談なのか判らない言葉を口にしながらいつもみたいに馬鹿みたいな表情で断るミカに。
それ以上何も言えなかったのだから。
「……今のミカさんには、私にも大きな責任があります。私がもう少し誰かに相談し、ミカさんを信じてたらこんな事には……」
「それ以上ストップ。言わない約束だよナギサ」
「ナギサさん…」
「それは私もだよナギサ」
彼女の無邪気な発言に苛つき、相手の考えを否定し、結果あの自体を招いたのはセイアにも責任の一端が──いや、そもそも原因ではないかとすら考え、口にした事がある。
『あはは、なに訳わかんない事言ってるのセイアちゃん?変なことばっかり考えてるからずっと背も小さいし貧相な体付きなんじゃないかな☆』
そんな、いつもみたいにに人を小馬鹿にしたような表情で、でも大好きだからねと暑苦しいほどに抱きしめたミカに、それ以上口にはしなかったけれど。
「でも、彼女は前に進んでる。1人で慣れない洗濯や掃除をやり、バイトまで始めた。私達も前に進むべきだろう」
「そう、ですわね」
「あぁ──さて。じゃあ彼女のバイト代に貢献してやるとしよう」
2人は頷きながら、ゆっくりと扉を開けるのであった。

「へ〜〜〜〜い!!おかえりなさいませ御主人様☆」
「「………」」
「あ、あれ!?ナギちゃん!?セイアちゃんまで!?!!?」
「………」
「ただいまだよ」
開口一番、幼馴染がメイド姿で出迎えた光景にナギサは口を開けて固まり、セイアはいつも通りの無表情だが口端がわずかに引き攣っている。
「えっと…御主人様は2名だよ」
「あ、は〜〜い☆お席にご案内します」
「ナギサ、呆けてないで行くよ」
「──はっ!?ここはどこですか…?」
「やだなぁ御主人様ったら☆メイド喫茶ですよ。相変わらずお馬鹿な御主人様☆」
「おや、随分口が悪いメイドだな。後でクレームを入れておこう」
「あはは、セイアちゃんぶっ飛ばすよ?」
通された席に座り、2人はおしぼりを手に取りながらフリフリのメイド衣装のミカを見上げる。
「?どうかした?」
「いや、馬子にも衣装というやつだなと思ってな」
「やだぁ〜御主人様ったら☆次はグーでいっちゃうよ」
「グーはやめてくれ。今度はヘイローが破壊されずとも死んでしまうかもしれないからな」
「え?あ──あはは、そ、そうだね。ごめんね?つまんない冗談言っちゃって。…お水持ってきますね」
「あ、いやそうじゃなくて──」 
慌てるセイアはミカの後ろ姿に何も言えず、やっちまったと頭を抱える。
(ちょっとセイアさん!?ミカさんの傷口掘り返してどうするんですか!)
(仕方ないだろう!!つい反応しちゃって口が出たんだ!) 「おまたせしました御主人様☆メニュー表とお水です」
戻ってきたミカにすました顔で受けとり、2人はアイコンタクトで必至にミカに対しての言葉を見つける。
(よし、ナギサ。まずは君から声を掛けるんだ!わたしはもう失敗してるし幼馴染の君のほうが上手く伝えやすいだろう!?)
(失敗してるからこの有様なんですが!?いやですがわかりました。ミカさんを褒めるんですね?それぐらい簡単な事です)
うおっほんとワザとらしい咳をしながらナギサはミカを自信満々で見上げ
「このオムライスセット『〜メイドからの愛を込めて〜』を1つ」
「は〜い☆」
(おい!!)
意気地がない幼馴染に呆れながら、しょうがないなとナギサもミカを見上げ
「同じヤツ1つ」
「は〜いかしこまりました☆少々お待ち下さい」
ミカが厨房裏に引っ込んだのを確認して2人は顔を合わせ、小声で責任の押し付け合いが始まる。
「ナギサ!!君な『ミカさん、メイド姿も似合ってます。可愛いですねぐらい』言ったらどうだ!?」
「そういうセイアさんこそ『さっきのは冗談さ。本当は君のメイド姿に見惚れてたんだ』くらい言って下さい!!ハードルが上がったのはセイアさんの責任なんですからね!?」
「なにぃ!?私の責任だって言うのか!いやそうであっても幼馴染の君から口にすれば嬉しいはずさ!!」
「私よりセイアさんから褒めてあげた方が喜ぶに決まってます!だから──」
『ガシャァァァアァアン!!!』
「おいコラァ!!どうなってんだこいつぁヨォ!?」
突然皿が割れた音と怒鳴り声に顔を向けると、チンピラ二人組が苛立ちまぎれに机を叩きながらスパゲッティが入った皿を持ち上げていた。
「おいこらメシに髪の毛入ってんぞコラァ!!!!」
「ここの店は客に髪の毛食わせんのか!?あぁん!?」
「も、もうしわけございませ……」
「あぁ!?もうしわけで済む話かゴラァ!?!!?」
「ひぃっ!?」
赤毛の気の弱そうな長髪の少女が詰め寄られ、他のメイドが店長を呼ぼうとする最中、ミカが現れ少女とチンピラの間に立った。
「あんだテメェ?」
「ここの店長──て訳じゃなさそうだな。なんだテメェは」
「私は新人のメイドだよ☆文句ある?」
「なんだその言葉遣いは。こっちは御主人様だぞ!!!!」
「うるさいなぁ…。こんな下品なのが御主人様とか笑わせられるんですけど。お金は私が立て替えとくから帰ってよ。不愉快だし、キモいよ」
ミカの態度に気に触ったチンピラの片割れは、お茶の入ったコップを掴むと勢いよくミカへとぶっかける。
「あっつ!!!!」
「ミカさ───!」
「待ってナギサ」
大切な幼馴染が傷つけられた光景に、怒りのあまり拳銃を抜いたナギサをセイアは押し留めるように片手で制しながら行くな、と告げる。
「どうして…!私の大切な幼馴染をよくも!!」
「まぁ待てと言っている。ここはミカに任せよう」
「だからどうして──」
視線の先にいたミカは、かかったお茶が滴る髪の毛や衣服はそのままに庇った少女に振り返る。
「大丈夫だった?お湯跳ねて火傷してない?」
「だ、大丈夫…ですが………ミカさんは」
「そっか。良かった☆
───ねぇ、あなた達さぁ。先輩の顔に傷ついたらどうしてくれんの?」ブルアカ 白洲アズサ コスプレ衣装
その刹那、チンピラ達の背中に冷たい汗が流れる。
暑くもない室内で流れ始めた汗はどんどん増え、やがて滝のように流れた汗が、目の前の少女から発せられた殺気からだと気づいた時には既に遅い。
ミカは、聖女のような慈愛の笑みを浮かべながら
「あなた達の為に──祈るね」
「「ほ、ほんぎゃあああぁぁぁぁぁああああ!?!!!?」
1つの言える事は、このチンピラ達がどうなったか。
それは口にするまでもないであろうという事である。