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起業の道のりブログ。

昨日の解散劇は12:30分からの全体ミーティングから始まり、その後の個別面談、そして最後の役員会議と5時間掛けて終わった。

色々と納得できない心の内は言葉にしてもらったが、みんな落ち着いて対応してくれたので大きく乱れることはなかった。
各個人個人からのトゲのある言葉や追及に一つ一つ応え、退職届の提出してもらい、感極まるメンバーから顔を背けることなく付き合い最後までやりきったと思う。

帰り際『今までありがとう御座いました』と言ってくれるのが一番堪えた。

自分はこの会社に入って半年も経っていない後発メンバーだ。
その人から解散を宣言され、無念のうちに御礼を言って去っていくメンバーのことを考えると胸が痛い。

一人減り二人減り、最後は代表と自分だけになった。与えられた責務は果たしたと納得できたところで自分も帰ることに。

他のメンバーは会社に来なくとも12月一杯まではこの会社の社員として給料を受け取る。
しかし自分は11月30日を最後に退職となる。

実は一番早く会社を退職するのは自分なのだ。

しかし、ため息を付いている暇など無い。
やらなければいけないことは山ほどある。
解散の通知が明日に迫った。

明日の午前中は通常通りの営業で昼に会社解散の通知。午後からは各自身の回りの整理に入り、明後日から就活組は会社に来なくなる。

先週末に代表と解散の内容と、解散の説明を自分がすることの再確認。
代表は『Y.Yに任せることで自分の責任放棄にならないか?』ということを気にしていたが、うまく説明できる人間が話した方が社員にとっても会社にとっても結果的によい方向に向かう。と、この事情を知っているもう一人の社員の一言もあり変更なしとなった。

自分としては解散の説明をすることに関しては緊張も臆するところも何もない。

自分は部下を抱える立場でも何かあれば常に末端社員の側に立ち経営陣と議論を呈してきたと自負している。
だが、勤めている会社が無くなることや退職を余儀なくされる事態に対しては、常に個人個人がリスクヘッジをしておくべきだとも考えている。
大企業でも潰れる事が珍しくない昨今、ベンチャーであれば尚更今回のような事態は起こりうる。
ベンチャーに勤めている人間は会社への依存に甘えず個人のスキルで生きていける基盤なりを作る努力をしておかなければならない。

そういう思いがあるので今回の様に解散を通知することになっても過剰な同情はない。
やはり現状に甘えず自分を高めようと行動していた人は次に行く当てがある。残った人間は残念ながら努力が足りなかったのだ。

とは言いつつ、仕事から離れれば一人の人間であり、各社員の心情を察すれば短期間でも経営に関わった側としての申し訳なさも出てくる。

明日一日しっかり仕事モードで突き通さねば・・・。
何か新しいことを始める時は動きながら考えなければダメだといわれる。
自分もそう思うし、そうしようと思ってきた。

しかし、小心者はどうしても行動より先に頭で考えてしまう。
情報を集めてできうる限りのリスクヘッジをしてから行動に移そうとすると、マニュアルや攻略法などから得た知識で頭でっかちになってしまい、想定されるデメリットばかりがクローズアップされるようになる。やがて一歩が踏み出せなくなる。

逆に行動は早いが何も考えずに突き進むのはもっと悪い。だが、それでも失敗をバネにできればいい。

結局何もせずにウダウダと自分の手の届く範囲で足踏みしているのが一番意味のないことなのだ。
自分も意外とそのタイプだったりする。
“意外と”というのは自分は周りからは行動派と思われているようだからだ。

自分は本を読むのが好きだ。
なので、『これは!』と思ったことがあると取り敢えず直ぐに関連本を買ってしまう。
するとマニュアルだけ見てその物事を分かった風な気持ちになり、知識だけで行動が伴わないマニュアル馬鹿みたいな事になってしまう。

そして、二の足を踏みだす。

本当によくない。

人生は思っている以上に短い。

やれる時にやっておかないとできなくなることは山ほどある。


昨日ニュース番組でパナソニックの大坪社長が『技術の進歩はいつも限界を超えることで創られてきた』というようなことを仰っていた。
「これはダメだ」で諦めてしまうのではなく、とにかくギリギリまで頭と体を使って進んでみる。それを実行した人だけがひとつ先の階段を登れる。こういうステップっていいなと思った。

人類はそうやっていくつもの限界を超えて今の文明を築いてきたんですね。

自分自信ももちろん実践していくし、今後自分の会社ができたらこのイメージを会社の行動指針のひとつに加えたいですね。